冬になると防寒のために着る物や付ける物が増え、出かける準備に時間がかかりがちです。忙しい朝に限って子どもたちから「アレない!コレない!手袋がかたっぽなーい!」攻撃……なんてことも。
そこで今回は、室蘭市在住・3児の母である整理収納アドバイザーの筆者が、冬小物のプチストレスにつながるNG収納と、実践している“冬限定”のノーストレスな小物収納の方法をご紹介します。
帰って来たら上着や手袋を脱ぎ散らかしたまま。次の日にどこに置いたかわからなくなって、ソファーの下から出てきたりポケットに入っていたり……結局出かけるまでに見つからなくてイライラ。
そんな時は一人ひとり専用の冬小物の置き場を作ることをおすすめします。筆者も子どもそれぞれにカゴを準備し、帰ってきたらそこに置くようにしたことで、毎朝の「アレどこ?」が激減しました。
しまう場所が決まっていても、それが面倒な方法だと、そのまま置きっぱなし・出しっぱなしになることもあります。例えば、扉を開ける必要があったり、引き出しに入れる必要があったり……。
もしも、決まった置き場所に収納してもらえないなら、より簡単で楽チンな方法に変更してみてください。筆者宅も以前は扉収納の中にカゴを置き、そこに入れてもらうようにしていました。しかし、手袋が出しっぱなしだったり、あちこちに紛失したり、探すことが続いたので思い切って変更! 本当は扉の中に隠してごちゃごちゃ感をなくしたかったのですが、朝の忙しい時に探し物をする方がストレス。この時期だけは出しっぱなし収納にしてポイッと放り込むだけの方法に変えました。この方法の方が簡単で、子どもたちからも好評でした。
帰ってきたらどこで上着や手袋を脱ぎますか? 脱ぎっぱなしになるのは、通り道とは違う場所に置き場があるからです。
帰ってきたらどこを通るのか、出かける時はどこを通るのか。共通の通り道に置き場所を作ってみてください。自分のお部屋に置き場所があってもいいのですが、途中で脱ぎ散らかされることがあるなら一工夫。玄関や洗面所などの通り道に、かけたり乾かしたり置いたりできる場所を作ってみてくださいね。
ちなみに、筆者宅では玄関が置き場所です。雪で濡れた時は洗面所にそのまま持っていき、100円ショップのダボレールとワイヤーラックでDIYした棚に置いて乾かしてもらっています。
散らばりがちな冬小物。通り道にその人専用の置き場所を作れば、ポイッと簡単に収納できます。朝のバタバタから解消され、笑顔で「行ってきます」「行ってらっしゃい」が言えますね。寒さが厳しくなり防寒グッズが増える季節。あなたに合った方法で乗り越えていってくださいね!
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文:てらだあさこ(整理収納アドバイザー)
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【ライター:てらだあさこ PROFILE】
室蘭市在住の3姉弟のずぼら母。「ちゃんとしなくちゃ!」といつも何かに追われ子育てにもゆとりがなかった頃“整理収納”と出会い、本当の片付けを知る。おうちが整うとともにゆとりの時間や気持ちが生まれたことに感動し、整理収納アドバイザー1級を取得。自身の体験から「整理収納で家も家族も自分自身ももっとすきになる 」をコンセプトに、忙しいママの笑顔のため活動中。
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