2022.12.31

みがく

どこから食べたらいいの?意外と知らない「おせち料理」の食べ方マナー

お正月の食べ物といえば、おせち料理。北海道では大晦日におせちを食べるご家庭が多いかもしれません。実は、おせち料理にも食べる順番や食べ方があるのをご存じですか? 意外に知らない方も多いものです。
そこで、今回おせち料理の食べ方についてマナー講師である筆者がご紹介します。

おせち料理の由来と意味

おせちは元々、季節の変わり目の節句に、年神様にお供えするための節供(せちく)を略したもの。

本来は一月一日、三月三日、五月五日、七月七日、九月九日の五節句があり、お正月は五節句の中で重要なので、お正月料理をおせち料理の代表として呼ぶようになりました。

保存のきく料理が多いのは、日ごろ忙しい主婦たちが、せめて正月三日まで台所仕事をしなくてもすむようにと、暮れの内から料理を準備したことに由来しています。

子孫繁栄や無病息災を願って、数の子や鯛、えびなどの縁起の良い食材を使って、四段の重箱につめるのが正式*ですが、最近では、二~三段も多いですね。地方や家庭によって入れる物も違いがあります。

ここからは、意外に知らないおせち料理の食べ方マナーをクイズ形式でご紹介。何問解けるかチャレンジしてみてください!

おせちにまつわるクイズ全3問

クイズ1:お屠蘇(とそ)とおせち料理は、どちらからいただく?

A:お屠蘇から飲み、その後、おせち料理を食べる
B:おせち料理を食べてから、お屠蘇を飲む

正解:A
お屠蘇とは、無病長寿を願ってお正月に飲むお酒です。自分の体を清めるという意味もありますので、まずお屠蘇から飲み、おせちをいただきます。

クイズ2:おせち料理は、どこから食べる?

A:好きなところから
B:一の重

正解:B
食べる順番は、一の重の「口取り・祝い肴」から、二の重、三の重、与(四は死を連想させて縁起が良くないため)の重へといただきます。

クイズ3:おせちを食べるときのお箸は?

A:祝い箸
B:いつもの自分の箸

正解:A
おせちを食べる際に使う「祝箸」と呼ばれる、両口箸を使います。両方が細くなっていますが、使っていない逆側は神様が使うためです。

さて、何問正解しましたか? 印象アップや話のタネにもなるマナーを押さえつつ、良いお年をお迎えください。2023年が幸多き年でありますように。

*諸説あります

***
文:桜美月(イメージアッププロデューサー・マナー講師)
***

【ライター:桜美月(https://www.instagram.com/elegant.sakura/) PROFILE】
愛媛県松山市出身、好奇心旺盛な学び好き。ミス松山の経験を活かし美しい振る舞いやマナーを深く学び資格取得。現在は、マナー講師の枠にとらわれず、自分のやりたいことに挑戦し、『SAMIE』ブランドを立ち上げデザイナーとしても活動中。Voicy『桜 美月のシンデレラマナー』では、外見だけでなく内面も整える生き方、あり方について配信中。

【画像】june. 、chobisuke / PIXTA(ピクスタ)

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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