秋冬の季節になると食べたくなるカボチャのスイーツ。今回はこのカボチャの“変わり種”に注目してみました。道北・和寒町(わっさむちょう)に、こだわりの逸品があるんです。
日本有数の寒冷地でもあり、作家・三浦綾子の小説に登場する「塩狩峠」でも知られる和寒町。ですが、それ以上にマチを代表するものといえば、日本トップクラスの収穫量を誇るカボチャ。
とっても甘くてホックホク、それを使ったお菓子も、地元が誇る名産品です。
その和寒町で、畑作農家さんが立ち上げたカボチャ製造・加工販売会社「和寒シーズ」。代表を務める平崎徹さんは今、新しい特産品を作り日本中に広めようと奮闘しています。
平崎さんによると、「カボチャは主に、スーパーなどで目にする西洋カボチャ、日本料理店で使われる日本カボチャ、そして主に北米南部で栽培されていたハロウィンでお馴染みのペポカボチャに分けられます」。
皮がオレンジ色で、緑色の種が特徴のペポカボチャ。中でも「ストライプぺポ」は種を食べるために作られたという、珍しい品種。和寒町と北海道がタッグを組んで、新たな特産品としてペポカボチャ「ストライプぺポ」に着目し、現在では約20軒の農家が栽培しています。
加工の現場をのぞいてみるとー 収穫してすぐのストライプペポから吸引機で種を集め取り、それをていねいに洗浄。ゴミや薄皮などを極限まで取り除くことで雑味がなくなります。
きれいになったら、およそ40 度の低温で48 時間乾燥、そのあと40分程ロースト。
完成したのは「わっさむペポナッツ」。食感はまるでナッツそのもので、ちょうど良い脂分と旨味とコクがあって、これならいくらでも食べられそう。鉄分や亜鉛がアーモンドの約二倍とヘルシーなのもうれしいですね。
そのままお菓子として食べるほか、すでに地元の洋菓子店ではこれを使ったパウンドケーキなどの焼き菓子が販売され、人気のおみやげになっています。
その旨味を濃縮した「わっさむペポナッツペースト」も誕生しています。
このペースト、平崎さんの奥様がいろんな料理に使ってみたところ「ポテトサラダと相性が抜群でした」。
旭川空港のすぐそば東神楽町で手作りジェラートを営む田村ファーム・クローバーでは、わっさむペポナッツとペーストを自社ファームで絞った新鮮ミルクとミックス。キレイなうぐいす色のジェラートは見た目からおいしそう。
平崎さんの次なる目標をうかがってみると、「カボチャの種といえば、わっさむペポナッツと言われるようにしたいですね」。
Sitakkeで記事を連載中の満島てる子さんもわっさむペポナッツを実食、「とまらないっ!」
わっさむペポナッツ 30g¥360(税込)
12月には新商品「ぺポリ」も発売予定。
メープル味、しおこんぶ味、きのこ味の3種類が楽しめます。
株式会社 和寒シーズ
〒098-0123北海道上川郡和寒町宇東丘46番地
Tel.0165-32-2002 Fax.0165-26-7073
https://wassamu-seeds.com/
※株式会社和寒シーズの商品はHBCショップ
のサイトからもお求めできます。
Sponsored by 一般社団法人北海道貿易物産振興会