乾燥させたイチジクの中にぎゅっと詰まった、甘~い”ようかん”。
今回ご紹介するスイーツは、ようかん「回/Re-Fruit(かい/リフルーツ)」と名付けられた、新発想の逸品です。
考案したのは、道南・江差町で長く和菓子を作り続ける名店、五勝手屋本舗。江差町といえばかつてニシン漁と北前船の交易で栄えた地域。有形・無形の文化財が残ることから北海道で初めて日本遺産に認定されたマチとしても知られますが、道民なら、それと並ぶ名物と口をそろえるのが、ここ五勝手屋本舗のようかん。
1870年創業。円筒形のケースに納められた五勝手屋本舗のようかんは、同社を代表するお菓子であり、明治の時代より子どもからお年寄りまで広く道民に愛されてきました。
その看板商品のようかんをドライフルーツに詰め込んだのが「回/Re-Fruit」。6代目社長の小笠原敏文さんは、「イチジクというのが普通の果物とちょっと違って、乾燥すると中が空洞になるので、その中に何かを詰めれば面白いんじゃないか」とひらめきました。
ネーミングは「一度しぼんだ果物が新たに蘇るという意味合いで」。
使用するようかんは、創業以来、小豆ではなく金時豆にこだわって作られるもの。豊かな風味と、さっぱりとした味わいが自慢です。
それを乾燥させたイチジクに流し込みます。
ここに技あり!のポイントを、小笠原社長にうかがいました。
「煮えたようかんは100度を超えています」。そのアツアツの湯気が立ったようかんを、職人さんたちは軍手を2枚重ねてはめて扱います。「手作業じゃなきゃできない」のだそうです。
「手間ですよね。でも、その手間を惜しまないでひとつひとつ」。
ようかんを注入すると手のひらの中でイチジクが膨らみます。
仕上げは、袋に入れたイチジクに、シナモンなど7種類を合わせたオリジナルスパイスをふりかけてシェイク。
出来たてを食べてみると、イチジクのほどよい酸味とようかんの甘さが絶妙!
プチプチと弾けるイチジクの食感も楽しいし、スパイスの加減もばっちり。
さらに大人の愉しみ方を、小笠原社長が提案してくれました。
「お酒を飲みながら、特に赤ワインを飲みながら 試していただければと思っております」
この組み合わせ、間違いなしです!
イチジクとようかんを組み合わせた新発想のスイーツが、江差町にありました。
お求めは五勝手屋本舗で。ホームページからもお取り寄せできます。
株式会社 五勝手屋本舗
〒043-0043 北海道檜山郡江差町本町38
TEL.0139-52-0022 FAX.0139-52-0895
https://gokatteya.co.jp/
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