寒い冬にピッタリの食べ物と言えば、温か〜いお鍋。食べれば体の芯から温まり、家族や友達など、親しい人と楽しく鍋を囲めば、心もポカポカしてきます。
そしてもうひとつ、鍋料理の利点として忘れてはいけないのが、お肉やお魚、野菜など、さまざまな食材を活用できるということ。
冷蔵庫に残っている消費期限・賞味期限の近い食べ物や、傷みやすい食材を積極的に活用すれば、食品ロスを減らし、ごみの減量につながります。
日本で発生する食品ロスは年間500万トン以上。札幌市の家庭からも年間約2万トンの食品ロスが発生していて、これを4人家族に換算すると年間約40kg。金額にして約2万7,000円分もの食品を無駄にしていることになります。
食品ロスによる家計ロスを防いだり、ごみを減量したりするもっとも基本的な方法は、食材を残さず使い切ること。とは言え、忙しい毎日を送っていると、いつの間にか消費期限・賞味期限が過ぎていた…なんて経験は誰にもあるはず。さまざまな食材をまとめて調理できる鍋料理は、食品ロス削減の強い味方になります。
そして今、札幌市がごみ減量のために提唱しているのが「日曜の鍋と月曜のアレ」。
「月曜のアレ」って?という疑問は後ほど解説するとして、まずは「日曜の鍋」から見ていきましょう。
食材を使い切れない原因のひとつが、冷蔵庫に物がたくさん入っていて、何がどれくらいあるかを把握できていないということ。まだ使い切れていないのに、新しい食材を買ってしまう原因も同じ。週に一度、日曜日は「鍋料理」を習慣にすれば、冷蔵庫がスッキリ片付き、食品ロスも家計のロスも防ぐことができます。
というわけで、冷蔵庫に残っている食材で鍋料理にチャレンジしてみました。消費期限が近い豚肉やソーセージ、白菜やほうれん草、ナス、豆腐などを具材として活用します。
鍋料理の魅力はなんと言っても調理が簡単であること。今回は市販の鶏だしスープの素に、カレールゥを加えて鍋つゆを作り、切った食材を煮込んだだけ。スパイスの利いたスープはどんな食材ともマッチし、美味しいお鍋に仕上がりました!
お腹いっぱい食べたあと、残ってしまったスープや具材を皆さんはどうしていますか?そのまま捨てるなんて、もったいない!こんな時こそ「月曜はアレ」…というわけで、鍋の残りを活用したアレンジ料理に挑戦してみましょう。
札幌市のサイトを参考に、鍋の残りを「カレーカルボナーラパスタ」にアレンジしてみました。
作り方はとっても簡単。フライパンにコンソメ、粉チーズ、牛乳、オリーブオイルを混ぜ合わせ、カレー鍋の残りを適量入れます。余った具材もそのまま入れてOK!あとは、茹でたパスタを混ぜ合わせれば完成です。
月曜日のメニューのひと品に加えてもよし、鍋の「シメ」にいただくもよし。カレー風味が食欲をそそる絶品カルボナーラに仕上がりました!
今回ご紹介した「日曜日の鍋」と「月曜日のアレ」は、札幌市が取り組むごみ減量キャンペーンの一環として提唱されているもの。
またキャンペーンでは、ど根性ガエルのぴょん吉をイメージキャラクターとして、ごみ減量に対する意識や行動をできる範囲で変えていくことを呼び掛けています。
公式サイトでは冷蔵庫の食材を活用できる鍋レシピやアレンジレシピを多数公開しているほか、市民から寄せられたごみ減量アイデアも紹介。
詳しくはぜひキャンペーン特設サイトをチェックしてみてください!
令和4年度ごみ減量キャンペーン「TEAM変エル」
https://www.sapporo-gomigenryo.jp/
Sponsored by 札幌市環境局