片付けていても片付いた感じがしなかったり、捨てたくても何を捨てたらいいかわからなかったり、片付けたくても何から手をつけていいかわからなかったり……。片付け中に手が止まり、諦めてしまったことはありませんか?
そこで今回は室蘭市在住・整理収納アドバイザーである筆者が、止まってしまった片付けを新たな気持ちで再開させる方法をご紹介します。
片付けたい場所の写真を撮ったことはありますか? 片付け前に写真を撮ることで、いつも見慣れている景色を客観的に見ることができます。写真を通して我が家を見ることで一度頭の中がリセットされ、景色の一部となっていた片付かない原因のモノたちが違和感として見えてきます。
目で直接見るとこれ以上は片付けが進まないと思っても、写真を通すことで新たな気づきがあるはずです。写真を見て違和感を覚えたモノにチェックをします。例えば、ごちゃついて見えるモノ、以前は好きだったけど今は特に思い入れがないモノ、その場所になくてもいいモノなどをチェックしてみてください。
チェックしたモノたちを取り除いていきます。何も考えずにただそこから取り除きます。決して「他に置く場所がないからそのままでいいや」とは思わずに、まずは取り除き全体を見渡してみてください。そうすることで理想の状態を作ることができるようになっていきます。いつの間にか増えていく今の暮らしには必要ないモノを見極めて、その場所に置かなくてもいいモノ、引き出しなどにしまえるモノ、処分できるモノなど、それぞれ行き先を決めてみてくださいね。
今の暮らしに不要なモノがあることで、今使っているモノをしまう場所が少なくなります。その結果、片付けが難しくなり、不便になってしまうのです。
片付けの手が止まってしまった時は、まずは写真を撮って一休み。ゆっくり写真を眺めてみてください。写真を眺めて違和感を覚えたモノにチェックをしていくことで、きっと新たな気持ちで片付けを再開することができるはずです。あなたの片付けがサクサク進みますように! 手が止まってしまったら、ぜひスマホで撮影してみてくださいね。
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文:てらだあさこ(整理収納アドバイザー)
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【ライター:てらだあさこ PROFILE】
室蘭市在住の3姉弟のずぼら母。「ちゃんとしなくちゃ!」といつも何かに追われ子育てにもゆとりがなかった頃“整理収納”と出会い、本当の片付けを知る。おうちが整うとともにゆとりの時間や気持ちが生まれたことに感動し、整理収納アドバイザー1級を取得。自身の体験から「整理収納で家も家族も自分自身ももっとすきになる 」をコンセプトに、忙しいママの笑顔のため活動中。