北海道で生まれた新しい珍味「タラスミ」を知っていますか?
道が主催するコンクールでも優秀賞を受賞し、入荷してもすぐに完売してしまう話題の商品!!
どんな珍味なの?美味しさの秘密は??その謎に迫りました。
道南の町、鹿部町の名物「たらこ」。
凍てつく寒さと共に噴火湾にやって来るスケトウダラからとれる、冬の特産品です。
しかし、そんな町の名物「たらこ」に思わぬ落とし穴が・・・
主に冷凍での販売となる「たらこ」は、旅行者にとって持ち歩くには不便だというのです。
そこで、町内にある2つの水産会社が立ち上がりました。
「なんとか常温で持ち運びが便利な『たらこ』を作りたい!」
およそ3年の試行錯誤の末に今年、誕生した鹿部の新名物が「タラスミ」です。
参考にしたのは、高級珍味で知られる、ボラの卵巣を塩漬けして干した「カラスミ」。
そう、タラコを、常温保存可能な「カラスミ風珍味」に仕上げたのが「タラスミ」なのです!
「タラスミ」は、ひと腹が大きくて規格外となる「ババコ」と呼ばれる「たらこ」を塩漬けして、一度タラコに加工します。
そこから、隣町、七飯町の特別純米酒「郷宝」や調味液に漬け込みます。
そして1週間ほど低温で熟成、乾燥を経て、タラコのうまみがギュッと濃縮された「タラスミ」が完成するのです。
日本酒の香りと、濃厚なタラコの風味がたまりません。お酒のおつまみにぴったりです。
観光客のニーズにこたえる新商品が生まれただけでなく、これまでタラコとして出荷できなかった素材を有効活用できる!
画期的なこの「タラスミ」。
優れた新技術や新商品を表彰する北海道の「令和4年度北海道新技術・新製品開発賞」でも、食品部門で優秀賞に輝きました。
現在は品薄となっており、次回は来年1月からの販売となるそうです。
「来年まで待てない!」という人は、小ぶりな「プチ タラスミ」は在庫に余裕があるとのこと。
一印高田水産オンラインショップで購入できます。
北海道を代表する新たな珍味になるかも!? 注目のタラスミ、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
※掲載の内容は番組放送時(2022年11月14日)の情報に基づきます。