再開発の進む札幌の街に、水族館が誕生します!
札幌中央区・狸小路に建設中の「モユク サッポロ」。
商業施設やマンションなどが入る、地下2階、地上28階建ての複合商業ビルです。
28階まですでに建設は終わっていて、ことし12月には足場が外れて全貌が見られることになっています。
ちなみに「モユク」とは、アイヌ語で「タヌキ」のこと。
このモユクサッポロの、4階から6階に入るのが、「大通水族館」(仮称)です。
札幌に新たな水族館ができるのは、新さっぽろのサンピアザ水族館以来、40年ぶり!
待望の、都市型水族館です。
この大通水族館の開業準備の責任者、山内將生さんが先月末に訪れたのが、小樽市のおたる水族館。
真剣なまなざしで、水槽の魚たちを見つめます。
「ニシンは暗いところ明るいところの好き嫌いはないですか?」
そんな山内さんの疑問に答えるのは、おたる水族館の伊勢伸哉館長です。
「ニシンは夜真っ暗にしちゃうと、壁に衝突して死んでしまう」
「(ニシンを飼うのは)なかなか難しい。薬にも弱いし、鱗取れちゃうと死んじゃうし」
展示する魚の選定や、飼育のポイント。 さらには、魚の入手ルートまで。
山内さんは、水族館ならではのノウハウを、60年以上の歴史がある「おたる水族館」から学んでいるのです。
伊勢館長は「(大通水族館は)こことは違ったお客さんがたくさんいらっしゃるでしょうから、地域振興や環境保全ということの入口になる施設として活動したい」
山内さんは目指す水族館の姿を「居心地がいい場所。水槽を見て感動する場所みたいな」「意気込んで水族館に行くぞ!ではなく、公園をぶらぶらする感覚や、カフェでお茶をする感覚で水族館にも立ち寄ってほしい」と語ります。
ここだけでしか体験できない「コト消費」で、観光客はもちろん、地元・札幌の人たちも呼び込みたいという大通水族館。
そこで、大通水族館の公式インスタグラムでは、札幌で働くひとたちに、「水族館とこんなことができたらいいな」という、コラボアイデアについて、インタビューしています。
■水族館で育てた魚を調理。
■夜の水族館でサイエンスカフェ。
■深海で発光する生き物に囲まれて、睡眠体験。
これまでに寄せられたアイディアは、どれも素敵でユニークです。
「せっかくだから新しい発想がまちの人からほしいなと思っている。プロもアマチュアも問わず、大人も子どもも問わず、こういう水族館があったらいいよねというものをたくさん寄せ集めて、完成に持っていきたい」と山内さんは話します。
いろんな人のアイディアを取り入れて、まさに「みんなで作り上げる」ことを目指す大通水族館。
皆さんのアイディアも、インスタグラムで募集中です!
大通水族館は、年内にも正式名称を、そして来年春には、展示する生き物を発表する予定です。
新しいニュース、そして来年夏の開業が待ちきれませんね。
※掲載の内容は番組放送時(2022年11月7日)の情報に基づきます。
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