夜風が涼しくなり、もうすっかり秋めいてきましたね。秋の寄せ植えのポイントは、寒さに強く日照時間が短くても育つ花を主役に選び、グリーンを多用すること。これからでも外で楽しめる寄せ植えと、春から大切に育ててきた花をドライフラワーにする方法を聞きました。
鉢植えに適したキク科の花。日本で馴染のある、仏花としての菊とは違い、色鮮やかでバラエティ豊かな色が特徴です。菊は日の光が減ったことを葉が感じて、花をつける「短日植物」なので、夏以降に日差しが短くなると蕾が出てきます。
(A)カクテルマム
(B)アマランサス
(C)ブリムストン
(D)赤葉千日紅
(E)パンパスグラス
(F)ロシアンオリーブ
(G)ホリゴイム
(H)ケイトウ
(A)カクテルマム
(B)エリゲロン
(C)とうがらし カプシカムコンガ
(D)赤葉千日紅
(E)リアトリス
(F)アキレアカシス
(G)めだか草
(H)パープルファウンテングラス
(I)姫ツルニチニチソウ
(J)ロータスブリムストン
夜は室内や玄関フードに移動させて
夜は気温が下がり、ぐっと冷え込むので暖かい場所に移動させて下さい。そのままにしておくと早くに枯れてしまう原因に。
株分けして室内用に小さな寄せ植えを作るのもオススメ
枯れる前に土から出して、小さなプランターに植え替えると室内でも楽しめます。根がちぎれないように株分けをすると、1か月以上育てられ、うまくいけば越冬する植物も!
飾りながらドライになる過程が楽しめるガーランド作りを教えてもらいました。
好きな花・・・5~10本
麻ひも・・・1m程度
バケツ
水
木製の洗濯ばさみ(あれば)
花用ハサミ(なければ通常のハサミでも代用可)
30cmくらいの長さに切る。切り口がななめになるように切ると断面積が広がり、水揚げの際に水の吸い上げがよくなります
余分な葉を切り、花がシャキッとするまで(10分程度)水揚げをする。
1日程度なら水につけたまま置いておいてもOK
【Point】
バケツに入れる水の量は、茎の下3~5センチが浸かる程度を用意してください
茎を10cmほどの長さに切りそろえる。余分な葉や花が付いている場合は、切り落としておく
【Point】
飾っているうちに、花が開いてくるので蕾が閉じている花を選んでもOK
配置を決めて、麻ひもでしばる
【Point】
2~3種類の花を組み合わせてミニブーケを作るのもオススメ。ブーケにする場合はドライになると茎が細くなるので、きつめに輪ゴムで縛って
好みの長さに茎を切りそろえる
木製の洗濯ばさみがあれば、結び目を隠すように挟む
下準備まではどちらの方法も共通
【ハンキング法】ブーケやスワッグを作る時にオススメ
水につかっていた部分を切り落とす
切り花を1本または2~3本の束にして、洗濯用のピンチハンガーで挟み、逆さに吊るす
【Point】
ミニブーケを作る時同様に束にする際はきつめに輪ゴムで縛って
風通しの良い日陰で、しっかり乾くまで干す
【シリカゲル】リースなどの材料にするならシリカゲル法を。色鮮やかな花の色が楽しめます
蓋付きの保存容器にシリカゲルを5センチほど敷く
茎を切り落とし、ガクだけを残した花を入れる。
上から優しく花が見えなくなるまで、花びらの間にも入るようにしっかりとシリカゲルをかける
蓋をして、1週間ほど置いておく。優しく掘り起こし、瓶などに移し替え保管する
ドライフラワーにむいている花は?
スターチス、アジサイ、カスミソウ、千日紅など水分が少ない花。ドライになったあとの色味が美しいのも特徴です。
水分が多い花をドライにする方法は?
ひまわりや桜など、水分が多い花はシリカゲル法で一気に乾燥させてください。ハンキング法では、どうしても色味が悪くなり、花びらが落ちてしまう場合も。
長持ちさせるには?
風通しが良く、直射日光が当たらない場所に飾ると1年以上楽しめます。ただし、湿度が高い場所に飾ると、カビが生える可能性もあるので注意。
花心庭(はこにわ)
東神楽町11号南17番地
TEL.090-3779-3374
通年で営業している園芸店。花苗のほか、多肉植物も豊富で200円から販売しています。ドライフラワーを使ったリースや正月飾りのワークショップも人気。
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