子どもがゲームやおもちゃで遊んだあと、なかなか片付けてくれずに困っているママは多いのではないでしょうか。
今回は室蘭市で3人の子育て中&整理収納アドバイザーの筆者が、子どもが片付けない原因と解決策をご紹介します。
子どもが自分から片付けてくれない大きな原因は「片付け方がわからない」「しまう場所がわからない」「面倒」。大人である私たちも片付けるのが面倒なときには、つい出しっぱなしで次の行動に移ってしまいませんか? これを防ぐためには「いかに楽チンな片付け方」にするかがポイントです!
お子さんはいつもどこで遊んでいますか?
その場所に片付ける場所はありますか?
お子さんを観察し、できるだけ遊ぶ場所の近くに収納場所が作れないか考えてみましょう。部屋から持ってきたおもちゃがリビングにいつも出しっぱなしなら、リビングに片付けられる場所を作ってみるのもいいと思います。
ただし、あまりにもモノが多くなってしまうと家族でくつろぐリビングが落ち着かなくなってしまいます。すべてのおもちゃをリビングに収納するのではなく、スペースを決めてその時々に使っているおもちゃのみを収納するのがおすすめですよ。
片付ける場所が近くにあるのに片付けてもらえないこともあると思います。
そんなときは片付けるまでの行動回数をチェックしてみましょう。例えば、扉を開ける・引き出す・蓋を開ける場合、行動は3回。残念ながら、行動が複雑だったり回数が多かったりすると、ハードルが高くなり片付けてもらうのが難しくなります。
一番楽チンなのは扉を開けたりおもちゃボックスを引き出したりせずに、そのまま片手でポイッと入れられる収納です。
遊んでいる場所の近くに片手でポイッと入れられる収納があっても、モノがあふれていては入れるのが大変。モノを入れる度になにかが落ちるようでは片付けが面倒になってしまいます。
大切なのは収納に“ゆとりを持たせる”こと。とはいえ、家族みんなが快適に過ごす場所ではおもちゃに使えるスペースも限られると思います。
そんなときは、定期的におもちゃボックスの中身を全部出し、子どもと一緒に時間を決めて今遊んでいるモノを選んでみましょう。
子どもとの片付けは何度も伝えて一緒にやるを繰り返すことが必要ですが、子どもが疲れてやりたがらないときも、楽チン収納ならママもササッと片付けられるのではないでしょうか。
リビングにモノが出しっぱなしではなかなか落ち着けないですよね。
今回ご紹介した他にも、リビング内で「くつろぐ場所」「食べる場所」「遊ぶ場所」など専用エリアを作るという方法があります。カーペットやパーテーションで場所を仕切って「遊ぶ場所」を分けることで、散らかりにくくなるかもしれません。
ご紹介した方法が、片付けたあとの気持ちよさをお子さんたちに実感してもらうきっかけになりますように……!
***
文:てらだあさこ(整理収納アドバイザー)
ブログ:整理収納でおうちがもっとすきになる
Instagram:@mottosukininaru.seiri.kataduke
***
【ライター:てらだあさこ PROFILE】
室蘭市在住の3姉弟のずぼら母。「ちゃんとしなくちゃ!」といつも何かに追われ子育てにもゆとりがなかった頃“整理収納”と出会い、本当の片付けを知る。おうちが整うとともにゆとりの時間や気持ちが生まれたことに感動し、整理収納アドバイザー1級を取得。自身の体験から「整理収納で家も家族も自分自身ももっとすきになる 」をコンセプトに、忙しいママの笑顔のため活動中。
■【ダイソー】地味だけど実は名品!? 「痒い所に手が届く」暮らしに役立つアイテム3選
■ 「洗面所の鏡、開けたらぐちゃぐちゃ…」片付けのプロはやらない3つのNG収納と解決策
記事一覧:【暮らしをアップデートしたい】