2022.07.29

育む

おうちじかんで夏休みの思い出を作るには?親子で楽しむあそびのヒント2選をプロがご提案

2023年開業の「北海道ボールパークFビレッジ」で、あそび場づくりを担う「ボーネルンド」が、「あそび」のヒントをお届けする連載「あそびで育む 親子のきずな」。

“あそびのプロ”である「プレイリーダー(※1)」が、今回は親子で楽しむ、夏におすすめのあそびをご紹介します。

ボーネルンドのプレイリーダー、札幌市出身の巻島です。いつもはボーネルンドのあそび場や、幼稚園や保育園、自治体が行う子育てイベントで、あそびの楽しさや大切さをお伝えしています。

いよいよ北海道にも夏がやってきました。

幼稚園や学校が夏休みの期間、「親子でどんな風に過ごそう?」「どんなことをすれば思い出が作れるの?」と迷ってしまうことがあるかもしれません。そんなママ・パパへ、今回は、おうちでも夏を楽しみ、家族の思い出を作るためのアイディアをご紹介します。

1.折り染めうちわづくり

暑い日は、うちわが大活躍します。

古くなったうちわを貼り替えて、涼しげなうちわに変身させましょう。

和紙を折って色を付けると、折り方によっていろんな模様ができます。それをうちわの骨に貼れば、オリジナルの「折り染めうちわ」ができますよ。

【準備するもの】
・うちわ
・和紙(半紙や障子紙)
・絵の具
・カップやお皿(色水を入れる容器)
・水
・のり
・新聞紙

【あそび方】
① 好きな色の絵の具を水で溶かし、色水をつくります。
② 和紙を折って三角や四角をつくります。どんな折り方でもOK。角ができるように折ります。
③ 折った和紙を色水に浸し、好きな色に染めていきます。角だけ浸したり、筆で辺に色を付けたり、違う色を二度づけしたり。
④ そーっと破れないように和紙を開いて、新聞紙の上で乾かします。
⑤ うちわのカタチに合わせて和紙をカットし、両面に貼りつければできあがり。

色水づくりでは、2色を混ぜるとどんな色ができるかの発見もあります。

絵の具に加える水の量で、色の濃さを変えることもできますね。

しっかり色水に浸しても、和紙の白い部分を残してもOK。同じ色でも和紙の浸し方次第でまったく違う模様になるから不思議です。

じわじわと色が広がっていく様子や、色が混ざっていく様子に子どもたちは興味津々。その過程で、絵の具や和紙の特性を自然と学ぶことができます。

親子でつくった世界の一つのオリジナルうちわであおげば、暑い日もなんだか楽しい気分に。お祭りや花火大会に持っていくのもいいですね!

どんな色を使ってもいいし、どこに染み込ませても失敗はありません。子どもたちは思い思いの楽しみ方を見つけていきます。色が混ざって変わることがおもしろいと感じたり、できた模様がきれいだと感じたり。

楽しくつくるあそびは「次はこうしよう!」「もっと違う色を使おう!」という意欲を引き出します。

2.白熱対戦!紙コップ バランスゲーム

次は、子どもから大人まで楽しめる、紙コップを使ったバランスゲームを紹介します。家族や親せき、お友だちと集まる機会にぜひチャレンジしてみてください。慎重かつ大胆に!ハラハラドキドキのスリルが楽しいバランスゲームです。

【あそび方】
① 紙コップを柱にし、段ボールの板を交互に積み上げて大きなタワーをつくります。
② 順番を決めて、崩れないように1つずつ紙コップを抜いていきます。
③ 紙コップを抜いてタワーが崩れたら負け。

4つの紙コップが柱になります。段ボールを挟みながら高く積んでいきます。

バランスをよーく見ながら、一つずつ抜きます。

等身大だから楽しい!ハラハラドキドキのバランスゲームです。

楽しく遊びながら「バランス感覚」を育む、紙コップバランスゲーム。

紙コップタワーを高く積むには、全体の傾きや立体の構造を多角的に見なくてはなりません。
空間でのモノの形状、距離、位置関係などを正しく把握する「空間認識能力」を養います。

単純で簡単にみえる紙コップタワーも、ちょっとした振動や紙コップの位置で、せっかく積み上げたタワーは瞬く間に崩れてしまいます。手指の感覚と絶妙なバランス感覚が求められる、ハラハラドキドキの白熱ゲームです。

子どもだけでなく、パパママ、おじいちゃんおばあちゃんも一緒に楽しめるので、チーム対戦しても盛り上がりますよ。

いかがでしたか。
夏も元気いっぱいの子どもたち、遠くへお出かけできなくても、アイデア次第でこの夏の楽しい思い出はたくさん残せますよ。ぜひ親子でチャレンジしてみてください。

Fビレッジ開業を前に、北広島に楽しいあそび場が!

最後に、夏休みの特別イベントのご案内です。
Fビレッジ開業までもう少し。Fビレッジ横の北広島市総合体育館で、北海道日本ハムファイターズが主催の「キッズスポーツフェスティバル」が開催されます。

ストラックアウトやTボールバッティング、ベースボールアカデミーやダンスアカデミーのレクチャー、ボーネルンドのあそび体験にeスポーツブース、Fビレッジ展示場など、たくさん遊べるコンテンツが盛りだくさん!

『ボーネルンドあそび体験会』ブースは、メインアリーナに登場!6ヶ月~小学生のお子さまが、思いきり遊んで楽しめる、様々な遊具をご用意しています。当日は、ボーネルンドのプレイリーダーも参加し、楽しいあそびを提案します。

日常では体験しにくい360℃の回転あそびができるサイバーホイール。でんぐり返しをしたり、転がしたり、全身をつかって自在な動きが楽しめます。

等身大サイズのブロックを使って、全身を動かしながら組み立て遊び。玉転がしのコースや大きなロボット、秘密基地などをつくって遊んでみよう。

数学的センスを育む図形ブロック「マグ・フォーマー」はたくさんのピースが登場!瞬時にカチッとくっつく磁石の感触を楽しむうちに思いがけないかたちに発展し、子どもの想像力や創造性を促します。大きな作品づくりも楽しめます。

家では体験できないダイナミックなあそびをぜひ楽しんでください。

■名称:キッズスポーツフェスティバル
■会場:北広島市総合体育館
■日時:8月7日(日)13:00~16:00
■参加費:無料
■持ち物:室内靴と下足袋 、飲み物、マスク(マスク着用は各ブースの指示に従ってください)

連載:「あそびで育む 親子のきずな

(※1)プレイリーダーについて
ボーネルンドのプレイリーダーは、指導者ではなく、あそびが生まれるきっかけをつくる人。決まった遊び方を指示するのではなく、「こころ・頭・からだ」の成長につながるあそびを創出します。子どもの「おもしろそう」「やってみたい」という興味や関心、好奇心を喚起し、あそびの可能性を広げていきます。ボーネルンドのあそび場はもちろん、幼稚園や保育園、外部の催事イベントでもあそびの楽しさを伝える活動を行っています。

文:ボーネルンド
編集:Sitakke編集部IKU

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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