2022.07.10

食べる

だしを取った後の昆布、捨てないで!豚肉の甘味を引き出す、食べ応え抜群レシピ

どんどん便利になる世の中だからこそ、料理にひと手間をかけることを、「おしゃれ」として楽しんでみませんか?

新ひだか町出身の木村真依子(きむら・まいこ)さん。昆布漁師の祖父が築いてきたものを絶やしたくないと、「おしゃれなひとはだしをとる」というキャッチコピーで、日高昆布の魅力を発信しています。

今月からSitakkeで、料理の“引き出し”を増やす「昆布の活用レシピ」を、連載で紹介してくれます!

連載「おしゃ出汁女子の昆布の引き出し

***

こんにちは、木村真依子です。
おしゃれとして暮らしに出汁(だし)を取り入れる「おしゃ出汁女子(おしゃだしじょし)」を増やすべく、「ナナクラ昆布」というブランドで、日高昆布のオンライン販売や、「お出汁講座」を開いています。

「お出汁に挑戦したい!でも、気になることやわからないことがたくさんある」という人から意外にも多いのが、「お出汁をとったあとの昆布ってどうしたらいいの??」というご質問。

「捨てるのももったいないし、かといって使い方がわからない…」そんな声にお応えして、今回はお出汁をとったあとの昆布を使ったお料理を一品ご紹介します♪

【豚肉と昆布のさっぱり炒め】

昆布と豚肉は、沖縄にはクーブイリチー(昆布と豚肉の炒め物)という伝統料理があるように、食材としてとても相性がいいんです。今回は、人参とセロリも使って、少しエスニック風に仕上げてみました。

材料(2人分)

豚バラ100g
人参1本
セロリ適量
生姜1片
調味料
 米油(炒め用)
 塩胡椒(豚肉下味用)
 お出汁
 醤油
 みりん
 お酢
 それぞれ適量

作り方

フライパンに米油を敷き、まず人参とセロリは細切りにして軽くしんなりするように炒めます。

※炒めながら、豚肉も1口大に切って塩胡椒をふっておいてください。

人参とセロリがしんなりしたら、生姜を細切りにしてさらに加えて炒めます。

生姜の香りがたったら豚肉を加えて焼いていきましょう。

豚肉全体に火が通ったら、ここで調味料を入れていきます。
まずお出汁をおたま1.5杯分。続いてお醤油・みりん・お酢の順に、1:1:1の割合で入れて、さらに火にかけます。

全体に火が通ったら、最後にお出汁をとった後の昆布の登場です。

今回はやや太めの短冊切りにして、昆布の存在感を出しました!

日高昆布は出汁をとるだけでなく、「食べてもよし」と言われます。肉厚で柔らか、歯ざわりもいいので、食用にも適しているのです。

最後は、水分を飛ばすように、フライパンを揺すりながら強火で火にかけて完成です。

さて、お味は?!

脂の多い豚バラですが、セロリとお酢がうまい具合に豚バラの脂を調和してくれて、箸が進みます。さらに、昆布の風味も豚肉の甘みとよく合い、食べ応え抜群の1皿になりました。人参のあざやかなカラーも彩りが添えられていいですよね♪

このように、使い終わったあとの昆布は、その日のお料理に加えてしまうと上手に消費できますよ!太切りや細切り、みじん切りにするなど、切り方を変えるともっとバリエーションが楽しめそうです。

「昆布の使い方がわからない…」そう身構えずに、色々なジャンルのお料理に加えて、新しい発見をしてくださいね!

連載「おしゃ出汁女子の昆布の引き出し

文:木村真依子
新ひだか町出身、昆布漁師の孫。「おしゃれなひとはだしをとる」というキャッチコピーで、「ナナクラ昆布」というブランドで日高昆布のオンライン販売やお出汁講座を実施している

ナナクラ昆布
札幌市中央区南19条西14丁目2-23
第6サイトウビル1F
TEL050-5328-1394

編集:Sitakke編集部IKU

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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