日本ハムファイターズの新球場をベースとした「北海道ボールパークF ビレッジ」の開業が来年3月に迫り、いま話題の北広島市。
今、ここ北広島市で注目したいものがもうひとつ。「赤毛米(あかげまい)」を使用した米焼酎です!
意外と知られていませんが、北広島市は、北海道の寒冷地(道南より北)で、中山久蔵翁が初めてのお米の栽培に成功した、寒地稲作発祥の地。ここから全道に米づくりが広がりました。
それが「赤毛米」という名前のお米です。
赤毛米は、一般に流通しておらず、今ではとても貴重な品種です。北広島商工会では、この品種を使った商品開発に力を入れていて、この5月に本格焼酎を誕生させました。
北海道出身のパーソナリティ・グッチーがMCをつとめるHBCテレビ「グッチーな!」では、この焼酎の魅力について取材をしました。
北広島市では、2軒の農家が赤毛米を栽培中。そのうちの1軒であるタカシマファーム6代目の高嶋良平さんにお話を聞きました。
赤毛米はゆめぴりか、ななつぼしなど、北海道米のルーツとなる品種。もともと道南以北では寒くて米づくりができないと言われていましたが、中山久蔵翁がさかのぼること150年近く前の1873年、赤毛米を使うことで、寒冷地である北広島の地で初めて米づくりに成功しました。
赤毛米という名前は、もみに生える”ノゲ”と呼ばれる硬い毛が赤くなることに由来します。
このノゲがあることで、収穫の際に機械化ができないなど手間がかかること、そして他に新しい品種が多く出てきたことなどから、道内では生産されなくなっていました。そんな中、北広島商工会の熱心な働きかけにより復活し、現在は2軒の農家で生産が続けられています。
取材させていただいた高嶋さんは北広島商工会からの声かけを2年間は断っていたそう。それでも2014年についに決心。「北広島が米づくりの発祥であるという証を未来に残していかないといけない」という意志で引き受けることに。小さな面積からスタートし、少しずつ生産を増やし、ようやくこの度の成果を得て「やってよかった」と力強く語ります。
北広島市では、10年前から商工会が地元のPR 事業に取り組み、日本酒など赤毛米を使用した商品開発に力を入れています。 今年5月からは、初めて稲作に成功した年を名前にした赤毛米100%の本格焼酎「1873(いちはちななさん)」を絶賛アピール中です。
グッチーが試飲。「キリッとしますね! 40度ありますが、そう感じさせない柔らかな口当たり」と大満足。
来年はこのお酒をキュッとやってから、ファイターズ応援に行くのもいいかも?
新しい名産品とともに北広島がますます盛り上がりそうです!
HBCラジオ「気分上昇ワイド ナルミッツ!!!」リポーターの高橋咲希もオススメの飲み方”お湯割り”を試飲し、アルコール度数40度にもかかわらず、「まろやかさが更に増して口の中に広がって美味しいです」と大満足でした。
完成に至るまでには、赤毛米を栽培する生産者探しや収量の確保、赤毛米の種の問題による一部商品の中断など幾多の困難があり、それを乗り越えてできた奇跡の逸品です。
フルーティーな果実系を思わせる優しい香りと、米麴のふくよかな香り、さらにほのかに寄り添う「和」を思わせる木の香りとの融合が特徴です。
商品名:赤毛米焼酎 1873(イチハチナナサン)
内容量:500ml
原料米:北広島市産赤毛米100%
アルコール度数:40度
販売価格:3,300円(税込)
販売場所:北広島市内酒取扱店他
※詳細は北広島商工会のWebサイトを参照ください。
Web販売も行っています。
※掲載の内容は番組放送時(2022年5月26日)の情報に基づきます。
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