北海道には、北海道にしかいない「かわいい」動物たちがたくさんいます。動物たちの自然な姿に癒されるとともに、動物たちが暮らす環境に思いを馳せてみませんか?「北海道3大かわいい動物プロジェクト」に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2022年5月23日〜27日ピックアップ分)
森の中に埋められた土管。ここから先は、どこにもつながっていなくて、キツネたちにとっては、ちょうどいい感じに穴がぽっかりとあいています。ここが子ギツネたちの、新しいお家になりました。
まだ、カラダの色は黒味がかっていて、目は青みを帯びています。穴の中で生まれ、外に顔を出すようになってから、まだそれほど日にちがたっていないようです。
2匹で、外の様子を見ているのかな?まだ怖くて、土管から身を乗り出すのが、やっとのようです。
今週は、土管の中の子ギツネ達の、成長の様子を、お伝えします。実はこの子たち、5きょうだいなのです。
森の中に埋められた土管に引っ越してきた、お母さんと5匹の子ギツネたち。
こちらはゴールデンウィークのある日、土管のお家に、一家がやって来た時の様子なのだそう、貴重なお写真ですねー。
きっと土の穴の中で生まれて、その穴が狭くなったので、ここに引っ越してきたのでしょう。
コンクリートのお家に住んでいるキツネって、なかなかいないですよね(たまにいますが)。
ここで子ギツネ達の、成長日記がはじまります。
5匹の子ギツネの、お母さんがこちら。
オッパイをあげるところの写真を撮らせてくれる母ギツネはなかなかいないのですが、このお母さんは、授乳の様子を私たちに何度か見せてくれました。耳を回して後ろを警戒して、鋭い目で前方を見つめています。母親の威厳と、生命力にあふれたお写真ですね。お母さんは、時々、ネズミや魚を持ってきて与えるのですが、子ギツネたちはまだ、それには見向きもしません。
まだまだお母さんのオッパイの方が良いようですねー。
林の中に埋められた土管に引っ越してきた5匹の子ギツネたち。カラダの色がどんどんキツネ色になってきました。それとともに、好奇心が芽生え、行動範囲がどんどん広がります。
人間の姿を目にすると警戒はするのですが、好奇心の方が勝るのか、土管から顔を出して、こちらを観察しているのかな?
待ちに待ったカメラマンたちにとっては、こんなかわいいシャッターチャンスはありません!
大きなあくびかな?
芝犬のような丸顔だったのに、だんだんシュッとした横顔に。
カラダはキツネ色。手足の先は、黒い靴下をはいたような黒。耳も黒。
引っ越して来た時には、幼稚園でいえば年少さんくらいでしたが、3週間たらずで、もう立派な年長さんに。
もちろん、もうママのオッパイは卒業しました。
巣の外に出ている時間も長くなり、きょうだいとのじゃれあいが大好きに。
5月の末、久しぶりに子ギツネたちに会いに行ったら、姿は見えず、森の中に土管だけがポツンと残されていました。またお引越ししたんですね。子ギツネたち、いまごろは草原を駆けまわり、独り立ちにむけて〝狩り〟の練習に励んでいるに違いありません。
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