東京を拠点にモデルとして活動する、葦原海(あしはら みゅう) さん。
16才の時、交通事故で両足を切断。車いすで生活しています。
モデル業の他、YouTubeやインスタグラム、TikTokなどのSNSでインフルエンサーとしても活躍し、総フォロワー数は59万人を超え、いま話題の24歳です。
両足を失っても、明るさは失わない、ポジティブで前向きな生き方が多くの人々の心を惹きつけています。
葦原さんの明るさの秘密とは。発信活動を通じて人々に伝えたいこととは?
人々の「心のバリアフリー」を実現する、葦原さんに密着しました。
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4月、動画撮影のために札幌を訪れた葦原さん。 この日向かったのは、札幌市西区の「白い恋人パーク」。
YouTubeの撮影担当スタッフと、撮影開始です。
葦原さんならではのリポートもありました。
葦原さん:「通れるけど、曲がれるかな…曲がれた!」
次に向かったのは、繁華街ススキノに去年リニューアルオープンした、会員制のビジネスラウンジです。
商談や食事を交えたミーティングができる、この施設のPRを依頼されたのです。
企業側は、葦原さんの発信力に大きな期待を寄せています。
PRを依頼したMONREVE Inc.の登坂泰紀社長は「当社は女性の社員がすごく多い会社で、女性の自立を推進している。そのため『自立している女性』を探していたところを葦原さんをご紹介頂いた」 「独自の目線と感覚を持たれているなという印象が強かったので、すごく楽しみ」と語ります。
前向きなキャラクターでフォロワーを伸ばし、PRを依頼したいという企業も増えている葦原さん。
決して、障がいを持っていること、車いすであることを、ことさらにアピールするわけではありません。
葦原さん
「障がいを負ってできなくなったことなんですか?って聞かれたりしても、たしかに一人でできないことって増えたと思うんですよね。でも誰かの手助けがあれば、解決できることの方がいっぱいあるから、本当にできなくなったことはあんまり無いなと思っている」
どんな人に自身のSNSを見てほしいか、という問いには。
「一番は、福祉やバリアフリーに今まで興味がない人にこそ、届いてほしい」と語ります。
葦原さん
「たまたま私が発信している情報に興味を持って、見たら、車いすユーザーだったから、追加で車いすユーザーの視線も知れた」
「『こんな感じで生活してるんだ』っていう風に(自分のSNSが)知らないことを知るきっかけになってほしい」
「知らない」ことが、「障がい者」と「健常者」との大きな壁になると語る葦原さん。
SNS発信を通じ、人々の心の中にあるバリアを、楽しさや可愛らしさを切り口に壊していきます。
※掲載の内容は番組放送時(2022年5月24日)の情報に基づきます。
HBCテレビにて毎週月~金曜ごご4:50~7:00に放送中の「今日ドキッ!」 から、選りすぐりの情報をお届けしています。
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