「自分の机があるにもかかわらず、いつも他の場所で勉強している」「ただの荷物置きになっている」……など、学習机はあるのにきちんと活用されていないと、親としてはちょっと残念な気持ちになりますよね。
今回は、子どもが自分で机に向かいたくなる収納作りのコツを3ステップでお伝えします。
視界に入るモノが多すぎると、頭で処理する情報が増え集中しにくくなります。まずは、モノの仕分けをしてみましょう。
机の上や引き出しごとに中身を出して、必要なモノ・不要なモノに分けます。不要なモノとは、明らかなゴミや本人にとって必要のないモノのこと。親の判断ではなく、必ず子どもの意思を確認しながら一緒に行ってくださいね。
残ったモノをカテゴリー別にグループで分けてみましょう。分け方の例としては、「文房具」「教科書」「本・雑誌」などです。「何と何が仲間かな?」とゲーム感覚で分けると捗りますよ。
グループで分けたモノを使いやすい場所に収納します。収納のコツは、ワンアクションです。子どもは基本的に面倒臭がり。手順が多いと片づけが億劫になってしまうことが多いので、できるだけシンプルな方法がおすすめです。
よく使うペンはデスクトップに立てて収納したり、ホワイトボードのマグネットを活用してサッと片づく仕組みを作ったりしてみましょう。
どこに何があるのかがいつでも分かるよう、見出しを作っておきます。ラベルライターで丁寧に作っても良いですが、マスキングテープなどを用意して子ども自身に書いてもらうのも効果的。
学習机は子どものパーソナルスペースでもあります。自分だけの特別な場所・お気に入りの場所になれば、机に向かう時間も長くなるはずです。
収納アイテムに子どもの好きな色を取り入れたり、好きなキャラクターグッズやモノをさりげなく飾るスペースがあったりすると「特別感」が出ます。ここで注意してほしいのは、飾るスペースを事前に決めておくこと。冒頭でお話したように、視界に入るモノが多すぎると集中の妨げになるので、飾る場所と量には配慮してくださいね。
学習机は子どものためのスペースです。「せっかくだからきちんと使ってほしい!」という親の想いはありますが、あくまで子どもが主役であることを忘れずに。親の考えを押し付けず、子どもの気持ちに寄り添った収納作りをしてみてくださいね。
文:はせがわあかね(整理収納アドバイザー)
ブログ:~暮らしのヒラメキ~
Instagram:@kurashinohirameki
【画像】筆者自宅
パートナーメディア