札幌から高速を使って1時間ほどの仁木町。
果樹農業が盛んで、ワインの産地としても急成長しています。
2019年、複合型ワイナリーとしてオープンしたのが、「NIKI Hills Winery(ニキ ヒルズ ワイナリー)」。
ワインの醸造所のほか、レストランや宿泊施設があり、四季折々の美しいガーデンの散策も楽しむことができる、人気の観光スポットです。
こちらの併設レストランが、5月1日にリニューアル!
メニューに料理名がない!?
シェフが創作した「詩」で料理を表現!?
これまでにない斬新なレストランだといいます。
その魅力をご紹介します。
ワイナリー併設のレストランの名前は、「Aperçu(アペルシュ)」
開放的なレストラン店内。
仁木・余市町の美しい景色が広がり、晴れている日には余市川から日本海まで一望できます。
こちらでいただけるコース料理、メニュー表を開いてみると・・・
まるで詩集のよう!
メニューに料理名はなく、シェフが創作した詩で料理を表しているのです。
たとえば、ある日のランチコースの中のこちらの一品。
その名も・・・
初夏の日盛り 湿り気の物憂げに そよ風がウィンクするのを見た
日がさんさんと照らした日中をイメージした一品で、紅芯大根と甘エビで「花」を表現しているそう。
少し酸味のあるソースが、爽やかな初夏を連想させます。
そしてメインディッシュ。
こちらの名前は・・・
ドとミの間にレがあると知ったから不自由になった
音楽にちなんだ詩が綴られているのは、こちらの鶏肉が「ハーモニーチキン」というブランド鶏を使っているから。
クラシック音楽を聞かせて育てられた鶏で、クラシック音楽を聞かせることでストレスを軽減し、もちもちとした深い味わいの鶏肉になるそう。
文学と料理を調和させたのは、奈良県出身の永井尚樹シェフ。
大阪の一流ホテルのレストランで腕を磨き、去年、仁木町へ移住しました。
小学生のころから「言葉」が好きだという永井シェフ、得意の詩と料理を融合させ、新たなスタイルでの料理提供にたどり着きました。
メニューは、そのときどきの季節や旬の素材からインスピレーションを受けた、昼・夜各おまかせの1コースのみ。
▼ランチコース5500円(5~7品)
▼ディナーコース1万6500円(8~10品)
※お子様プレート2200円
さらに、ワイナリーでは、これからのグリーンシーズンにおすすめ!
敷地内の森を散策できるネイチャートレッキングツアーも楽しむことができます。
▼ネイチャートレッキングツアー
時間/11:00~、14:00~
※1日2回。雨天中止の場合あり
料金:1人5,500円
※小学生以下無料
ツアーガイドは、世界で初めて南極大陸を220日かけて犬ぞりで横断した、世界的冒険家の舟津圭三さん。
この日は、春の恵み、白樺の樹液を味わいながら森を散策。
豊かな緑に囲まれて、心身ともにリラックスできます。
詩の世界とともに味わう贅沢な食事、そしておいしいワイン。
さらには豊かな自然の探索。
魅力たっぷりの「NIKI Hills Winery」。
皆さまもお出かけしてみてはいかがでしょうか。
※掲載の内容は番組放送時(2022年5月5日)の情報に基づきます。