上司に意見が言えない、ママ友に言いたいことがあるけど、いつも我慢して相手の顔色ばかりをうかがってしまう。あなたは、そんな思いをしていませんか? 自分の意見が言えないことが重なると、どんどんストレスがたまってしまい、人とコミュニケーションをとることが嫌になってきます。
そこで今回は、マナー講師である筆者が自分の意見を伝えるのが苦手な人におすすめのコミュニケーションのコツを3つお伝えします。
自分の気持ちを伝えるのが苦手な人は、多くの場合、意見を言って相手から嫌われることに恐れを感じています。自分が傷つかないように相手に“察して”もらいたい、自分のことを“わかって”欲しいという思いが強くなる傾向があるのです。
該当する人は、まず、察してほしいという思いを手放しましょう。自分の思いを言葉に出して相手に伝えない限り、夫婦や子どもであっても、あなたの本心を理解することは残念ながら、ほぼないということを理解しておきましょう。
相手に意見や要望を言う前に、まず何を伝えたいのかを明確にしておくことです。いざ、話す場面になったときに相手の言葉や態度に気を取られてしまっては、自分の言いたいことを伝えられなくなります。そのためにも、事前に自分の伝えたいことを整理しておくことが必要です。
たとえば、上司に頼まれていた資料作りが今日中にできない場合は、結論から話し、そして理由を話します。
これは、「アイ・メッセージ」と言って、「私は~」がくるように伝えるコミュニケーション方法です。「私は、こう思います」「私は、こう感じています」「私は、そう言われると悲しくなります」というように、「私」を主語にすると相手に配慮をしながら自分の主張もでき、やわらかい印象になります。
この3つのポイントを押さえた上で「アイ・メッセージ」を使って自分の意見も大切にしつつ、相手の意見も尊重することができるようになったら、これまで苦手だったコミュニケーションも円滑にできるようになります。
意見や要望を伝えることを怖がらないで、最初の一歩を踏み出していきましょう!
文:桜美月(イメージアッププロデューサー・マナー講師)
ブログ:「魅力開花」立ち居振る舞いシンデレラマナーレッスン東京・日本橋・松山
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【画像】でじたるらぶ、ELUTAS、shimi / PIXTA(ピクスタ)
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