春の北海道は、昼は暖かいですが朝晩はまだまだ冷え込みます。「冬のコートをクリーニングに出してしまったけど寒い……」そんなときにも大活躍し、1枚でサラッと着こなすこともできるのがパーカー。普段着をはじめ、公園デビューする子育て世代のママさんにも心強いアイテムです。
春なら白やオフホワイトなどの明るい色を選ぶと、どんなコートの色とも相性がよく大活躍します。
今回は骨格別に着回しやすいパーカーの選び方を、素材・フード・肩のデザイン・着丈の4つのポイントに絞ってご紹介します。
まずは、それぞれのタイプの特徴を確認しましょう。
ストレートタイプ:鳩胸など、体幹の前後に厚みが出やすいタイプ。肌質はハリを感じる。
ウェーブタイプ:上半身が華奢で下腹部から太ももの横にボリュームが出やすいタイプ。肌質はソフト。
ナチュラルタイプ:肩幅が広めで、骨や筋の発達が強いタイプ。肌質はいささかマット。
コットン100%が断然おすすめ。コットン+アクリルやポリエステルとの混合素材もGOOD。
立ち上がりが高いと首が埋まってしまうので、背中へすっきりフードが落ちるデザインがキレイです。
肩から脇に向かってまっすぐ落ちるセットインがいちばん着痩せを狙えます。ただし2022年の流行はまだまだ、ゆるっとシルエット。肩から3センチほどのドロップショルダーなら今っぽく着こなせるでしょう。普通のデザインに飽きた方は、重ね着は難しいですが、袖コンシャスなパーカーを選んでみるのもアリです。
バンザイしたときに、腰骨の真ん中までかかる程度の長さ。ポケットがないシンプルなデザインでもOKです。
アクリル・ポリエステル・レーヨンなどの化学繊維の素材が扱いやすい。ニットパーカーもぜひお試しください。
首が長い方も多いので、フードに立ち上がりがあるタイプもおすすめできます。
肩から脇に向かってまっすぐ落ちるセットインがいちばん着痩せを狙えます。今っぽくオーバーサイズもOKですが、3タイプの骨格のなかでいちばんフィットしたシルエットを着こなせるのもウェーブさんの強みです。
バンザイしたときに、おへそあたりまでの長さ。太ももの太さが気になるからとロング丈を選ぶ方も多いですが、パーカーで隠すよりもスカートで隠した方が何倍もスタイルUPできます。
コットン100%がおすすめ。スウェットのような霜降り感のある生地を選ぶのもGOOD。上半身の厚みが薄い方はウールのニットパーカーもいいでしょう。
首が長い方も多いので、フードに立ち上がりがあるタイプもおすすめできます。
肩が落ちているドロップショルダーがおすすめ。大きめサイズがお似合いです。ゆるっとシルエットで肩の強さを打ち消しましょう。
バンザイしたときに、大腿骨の付け根までの長さ。もし普段からロングスカートしか履かない方は、手を下ろしたときに尾てい骨まで長さがくる丈で十分です。ポケットなども存在感があってOKです。
パーカーは若者だけのものじゃなく、今や年齢とわずに用いられる便利アイテムです。春から夏にだって活躍します。汚れたらすぐに洗濯できるのも嬉しいですね。1枚も持っていないなら、自分にぴったりの使いやすいパーカーを探してみませんか? ご自身がパンツ派なら、上記の着丈を。スカート派なら、上記より3〜5センチ短めを選んでみてくださいね!
文:山本よしみ(aft色彩認定講師/着こなし美人ナビゲーター)
サロンHP:Refined
Instagram:@refined.colorstyle
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