北海道には、北海道にしかいない「かわいい」動物たちがたくさんいます。動物たちの自然な姿に癒されるとともに、動物たちが暮らす環境に思いを馳せてみませんか?「北海道3大かわいい動物プロジェクト」に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。(2022年3月21日〜25日ピックアップ分)
シマエナガちゃんが、自分のカラダほどもある羽をくわえています。きっと巣を作る材料にするのでしょう。シマエナガは、鳥の羽や、クモの糸、苔などをうまく組み合わせて、伸び縮みするニット帽のような巣を作ります。しかも、巣をかける木に色を似せて、外敵に見つかりにくくすることも忘れません。シマエナガほど巧みな巣をつくる鳥はいないと言われるほどなのですが、それでも、カラスなどに襲われ、7割以上が壊されてしまいます。
何かとんでもない、とってもうれしいサプライズがあったみたいですねー。エゾモモンガのこんな表情は、見たことありません。こちらまで、もらい笑いをしてしまいそうですね。上に2本、下に2本の「門歯」が見えてます。「犬歯(糸切り歯)」はありません。固いものをかじるのに適した歯を持つ、ネズミの仲間の証拠です。雪の上に落ちた、エゾモモンガが食べ散らかしたトドマツの小枝の切り口を見てみると、枝が斜めに、かなりスパッと噛み切られているのがわかります。小さいけれども、切れ味のとても良い前歯です。
とっても珍しい、キタイイズナです。冬になると、ご覧の通り真っ白になるので、雪の上にいても、なかなか気がつきません。しかも胴の長さが、オスが約17cm、メスが15cmととっても小さいのです。実際に見た人は、指くらいの太さしかなかったと、とっても小さくてビックリだったと。そして、白い雪の上に白いカラダだったので、なかなかオートフォーカスが合わなかったと言ってました。1度でいいから、ホンモノを見てみたいものです。
エゾシマリスが、冬眠から目覚めたようです。だいたい、メスよりオスのほうが早く冬眠から目覚めて、メスが目を覚ますのを待ちかまえています。メスが目覚めると、すぐに恋の季節。それから30日後くらして、子リスたちが誕生します。長い冬もようやく終わり、新緑の春に向けて、北国の動物たちが活動を始めています。
本州の中部以北に暮らしているので、北海道にしかいない動物ではないのですが、北海道ではおなじみです。日本で最も小さな鳥の代表、キクイタダキ。大きさは、全長が約10cm、重さは約5gほど。クチバシ近くの模様のせいで、正面から見るとどうしても「へのじぐち」に見えてしまいます。そこがまた、かわいいのですが。頭の上に菊の花を載せているように見えることから、キクイタダキの名前がついたのですが、興奮する?などして花がパッと開いた時は、キクというより、まるでタンポポの花を頭の上にのせているようにように見えます。
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