東日本大震災から11年。
防災について、改めて考えてみませんか。
今回は、アウトドアの知識を防災に応用!!
いざというときの備えを、楽しく学びましょう。
教えていただくのは、愛車の軽自動車のキャンピングカー「テントむし」で旅する、女性軽キャンパーの「まるなな」さん!
車中泊をしながら道内を自由気ままに旅する様子をYouTube「まるななちゃんねる」で発信。
車内で快適に過ごす工夫も勉強できると、全国のキャンパー達に人気の「車中泊ユーチューバー」なんです。
中を見せてもらうと・・・
レースカーテンやクッション、ライトで飾り付けされていて、女の子の部屋のようにとっても可愛い♪
テレビも完備!
DVDを見たりゲームをしたりするそう。
まるで家!と、金城アナウンサーも驚きです。
さらに快適に過ごしたいときには・・・
天井アップ!!
金城アナも余裕で立てるようになりました。
広々空間!
こちらの軽自動車、テントのようになるので、名前が「テントムシ」なんですね。
まるななさんは5年前、走行距離9万6千キロの中古車を158万円で購入。
以来「まるななさん」は、夏はもちろん、外が氷点下となる真冬でもキャンピングカーで車中泊を楽しんでいるんです。
真冬には、なんとマイナス24度のところでも車中泊したそう!
寒いところでも寝られるように訓練、あえて車内のヒーターを使わなかったそう。
その時の様子がコチラ。
窓は凍って開かなくなり、前日食べたしゃぶしゃぶの残り汁も凍ってしまったといいます。
災害時に車内に避難することを想定し、いつでも車まで寝られるように準備しているんだそう。
実際、記録的な大雪にみまわれた先月22日の北海道。
新千歳空港では全便が欠航となり、空港で夜を明かす人も大勢いました。
実はその時、まるななさんは、東京に向かう予定だったため新千歳空港にいて、欠航で足止めとなっていたんです。
JRが運休していたので車で空港まで来ていたため、空港の駐車場で車中泊したそう。
寝泊りできる車を買って本当によかったと実感した経験だといいます。
今からちょうど11年前に起きた東日本大震災、道内では40の市町村でおよそ2万人が避難しました。
4年前の胆振東部地震では道内全域が停電に・・・
いつ起きてもおかしくない災害。
そう、そんな時、避難手段の1つが車中泊避難なのです。
愛車「テントむし」の中には、私達にも役立つ「防災の知恵」があるはず!
ということで、まるななさんに、災害時でも役立つアイテムベスト3を紹介してもらいました!
まず3位は、寝袋!
車内にある、このクッションが、実は寝袋なんです!!
寝袋を座布団カバーに入れてクッションとして使っているんです。
いざというときにすぐ取り出せて、普段もインテリアとして活用できてとても便利なアイデアです。
続いて第2位は、保温ボトル!
冬の北海道では、ペットボトルの水をそのままも置いておくと凍ってしまいます。
それを防ぐため、保温ボトルは冬の車中泊で必須アイテムなんだとか。
そして、まるななさんが選ぶ災害時でも役立つアイテム第1位は・・・
ポータブル電源!!!
非常用電源として使える大容量のバッテリーです。
ポータブル電源が大好きだというまるななさん。
全部で4つも所有しています。
まるななさんはキャンプ時だけでなく、日常的に自宅でも使っているそう。
コンセントが遠いとき机の上に置いて使うととっても便利なんだとか。
胆振東部地震の際も、スマホで情報を集めた方は多かったのでは。
電気は命綱ですよね。
ポータブル電源はスマホの充電のほかにも、さまざまな場面で活用。
お湯を沸かしたり、電気毛布を温めたりと、車中泊にも欠かせないアイテムです。
普段使いにもオススメだという、コンパクトタイプのポータブル電源と、1・5号炊きの炊飯器で車中泊グルメを作ってくれることに!
お米が入った炊飯器に、トマトジュースとコンソメ、タマネギ、ベーコン、ミニトマトを入れておよそ20分。
トマトリゾットがあっというまに完成♪スイッチを置いて炊くだけ!
ポータブル電源は電化製品の消費電力によって使い分けます。
ドライヤーや電子レンジなど、使う電気量が多い家電はコンパクトタイプでは使えないため、出力が大きいポータブル電源を選んでください。
スマホの充電や、1人用のミニ炊飯器などはコンパクトタイプで充分。
また、1泊程度ならコンパクトタイプで充分ですが3泊、4泊となると大容量がおすすめと言うことです。
入門編として、2万円前後のを購入して普段使いでも使用していると、いざという時でもすぐに使えて安心とのこと。
家電量販店やホームセンターなどで購入できます。
皆さんもこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。
※掲載の内容は番組放送時(2022年3月11日)の情報に基づきます。