北海道の必須アイテムといえば? タイツですよね。最近はカラータイツの種類が豊富になり、足元からのおしゃれを楽しめるようになりました。
ただし、職場が制服の場合、更衣室でタイツを履き替えるのって正直面倒くさいものです。筆者も制服を着る会社員時代の経験があるので、やはり冬の4〜5ヶ月は、ほぼ毎日黒タイツで生活していました。そこで黒タイツでもおしゃれを楽しめる3つのコツをご紹介します。
こちらはもっとも王道のコーディネートです。本来ファッションのコーディネートを組む際に、下半身をスラッと見せるためには、ボトムスとタイツと靴の色を揃えるのが基本テクニック。下半身を足先まで黒で統一されるので脚長効果を生みます。低身長さんにもぜひ使っていただきたいテクニックです。黒は素材感が目立つ色なので、ブーツのお手入れやタイツの毛玉には注意しましょう。
次にボトムスに“色”を取り入れる場合のコツをご紹介します。よくある失敗例がボトムスの色と黒いタイツの色がまったくつながらず、黒いタイツの足だけがニョキッとボトムスから生えているような状態です。これを回避するにはボトムスにも黒い柄を取り入れてみましょう。
写真のスカートはブラウンのスカートですが、柄に黒が入っています。裾部分も黒いチュールが付いているので、黒タイツとの組み合わせに関係性が生じます。そのためとても自然なコーディネートで仕上がっていますね。
ファッションの基本は全身を3色以内に整えることですが、カラーリンクさせたい色同士の距離が近いと、写真のように色の印象がグラデーション状につながっていくコーディネートとなります。
黒いタイツは黒い靴としか相性合わないの?とお悩みの方もいらっしゃることでしょう。そんなことはありません。黒以外の靴でも素敵なコーディネートにすることが可能です。ポイントは先ほどと一緒。タイツと靴に色で関係性を持たせることです。
写真でご紹介する靴はグレージュのブーツですが、サイドゴアが黒。この黒のサイドゴアが黒タイツとつながった印象に仕上げてくれます。ほかにも編み上げブーツの紐が黒のように、タイツと靴の色に関係性が生じるので、違和感のないコーディネートになるでしょう。
黒は明るい色と組み合わせるとコントラストが強くなる分、かえってタイツだけが目立ってしまうことがあります。ですから、色の組み合わせが非常に大切です。
黒は何色とでも相性が良い色として知られていますが、実は繊細な色なのです。上手に取り入れてあなたの毎日の着こなしが少しでも楽しくなれば幸いです。
文:山本よしみ(aft色彩認定講師/着こなし美人ナビゲーター)
サロンHP:Refined
Instagram:@refined.colorstyle
【画像】boomeart / PIXTA(ピクスタ)
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