北国には欠かせないアイテムの代表。それがタートルニットではないでしょうか?
タートルニットは寒さが厳しい冬はもちろん、温かくなりはじめる春まで、長く着られる人気アイテムです。
今回は骨格タイプ別の魅力を最大限に引き出すタートルニットの着こなしポイントをまとめました。
ストレートタイプ:
鳩胸など、体幹の前後に厚みが出やすいタイプ。肌質はハリを感じる。
ウェーブタイプ:
上半身が華奢で下腹部から太ももの横にボリュームが出やすいタイプ。肌質はソフト。
ナチュラルタイプ:
肩幅が広めで、骨や筋の発達が強いタイプ。肌質はいささかマット。
ストレートタイプの方は、素材はウールやカシミアがおすすめ。天然の艶がでやすいため、ハリのあるお肌とも相性バツグンです。
体の前後に厚みが出やすいためフラットに編んだニットが細見えします。細めの糸で細かい編み目が特長のハイゲージニットを選びましょう。カジュアルさを出したい方や体幹が薄い方はミドルゲージでもOK。
サイズ感は体から3センチほどゆとりがあるのがジャストサイズです。また、首元の立ち上がりが低いもの、首のつまりが広めな方が首回りがスッキリするのでおすすめです。
もし首が短く見えてしまう場合は、みぞおちまでの長さがあるネックレスをプラスしたり、薄手のシャツを合わせ、体の中央にIラインの視線の流れをつくりましょう。ロングヘアーの方は髪をアップして襟足をスッキリさせるのがおすすめです。
ウェーブタイプには、素材はアクリルやレーヨンなどの合成繊維がおすすめ。軽い糸が華奢な骨格のウェーブさんの軽やかさと調和します。
華奢な上半身を生かるので、ミドルゲージからローゲージの凹凸感のあるデザインニットがよく似合います。
サイズ感はキレイ目に着こなしたい方はフィット感重視。カジュアルに着こなしたい方はややオーバーサイズを選ぶとよいでしょう。
ここ数年の流行はオーバーサイズがよく着られるようになってきましたが、ボトムスの横幅も広すぎると洋服に着られた印象が強くなります。着こなす際は、スカートやパンツはタイトシルエットと合わせ、重心バランスが下半身に寄らないようにすることが大切です。
胸元が寂しい印象になる方は、オフタートルのように大きく襟を折り返すデザインで胸元を演出しましょう。
ナチュラルタイプの方は、素材はウールやカシミアがおすすめ。天然素材の重さが骨格フレームの強さと調和し、高見えします。
ナチュラルタイプの方は、体幹の厚みに個人差があります。前後の厚みが薄い方はローゲージタイプを。鳩胸タイプのかたはミドルゲージタイプを選びましょう。
ローゲージやミドルゲージの糸の太さを選ぶ理由は、フレームワークの強さを和らげ、優しい印象を与えやすくするためです。
オーバーサイズも似合いやすいですが、その分カジュアル感が強くなるので、大人っぽいお顔立ちの方は、いまいち垢抜けない印象になりがち。
きれいめに着こなす場合は、体から3〜5センチ離れる程度のサイズを選びましょう。また首が長い方も多いため、しっかり首元の立ち上がりが高いデザインがおすすめです。ロングヘアーの方は、ダウンスタイルもOK。また片側に髪をまとめるスタイルもよく似合いますよ。
骨格タイプ別にタートルニットをおしゃれに着こなすポイントをご紹介しました。
それぞれの体型を生かした着こなしも大切ですが、さらに垢抜けてみえるために重要なのは、ニットのお手入れです。
いくら骨格ににあっていても毛玉だらけだったり、袖口が黒ずんでいてはもったいないですね。清潔感にも気を配り、生まれ持った個性を生かすファッションを楽しんでみてください。
文:山本よしみ(aft色彩認定講師/着こなし美人ナビゲーター)
サロンHP:Refined
Instagram:@refined.colorstyle
画像:Lukas、Fast&Slow、webweb / PIXTA(ピクスタ)
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