2022.02.02

暮らす

今年こそ貯蓄を!浪費癖が抜けない人のための貯金計画ポイント3つ

今年は寅年ですね。十二支の中でも強い金運力を持つとされる干支だそう。金運力UPのチャンス!?の今年こそ、お金の新しい習慣を身に着けて貯蓄額を増やしていきたいものですね。

今回はファイナンシャルプランナーの筆者が、浪費癖が抜けない人のためのお金計画のポイントを紹介します。

1:貯蓄元年に!まずは目標を設定する

年末年始で散財してしまった方はいませんか?

お金を貯めるのは大変ですが使うのは、あっという間ですよね。筆者も若かりし頃は普通(?)の金銭感覚だったので年末年始は財布の中が寂しくなる、を繰り返しておりました。

年末年始は、実家への帰省や親戚へのお年玉に新春バーゲンなどお金を使う場面もたくさん。「お金を貯めたい!でもなかなか貯められない!」と嘆いている方は年始ですし、貯蓄額の目標プランを立ててみませんか?

準備するものはスケジュール帳。例えば“年末までに50万円貯める!”と目標を決めたらスケジュール帳の12月欄に“50万円達成!”と先に記入をしてしまいます。そして、1月から11月までを逆算し月の目標額と達成額を記入していきます。

ボーナス月は少し多めに設定しましょう。溜まっていく金額が目に入るとやる気もおきますし貯蓄するための工夫をするかもしれませんね。

2:ふんわり予算を立てる

毎月必ず出ていく家賃や光熱費、食費などの生活に必要なお金の他、残ったお金で洋服を買ったり趣味に使ったりというルーティーンに陥りがちになりませんか?

生活に必要なお金以外の支出は、筆者が家計相談に乗るときにチェックする項目です。買う前に一度身の回りを見回してみましょう。

例えば、クローゼットの中を整理していつも着ている洋服との組み合わせ、足りないものの補充を考え春夏シーズン、秋冬シーズンに買い足すものを決めます。そしてだいたいの年間の予算を決めておくのです。

あまりきっちりかっちり決めてしまうと窮屈になるのでだいたい〇万円といったふんわり予算。それでも決めておくのと決めないのでは差が生まれます。

筆者の家計相談に来た方は、ふんわり予算を決めることで月に1万5千円も節約することができました。年間で18万円、大きな違いですよね。

3:何の支出が多いのか把握する

浪費は原因は、何をどれくらい買っているのかわかっていないことが多いです。浪費は一種の買い物癖。相談者の家計簿チェックをしていても、買わなくてもよいものを何となく買ってしまっていることが散見されます。

その支出(買い物)は本当に必要なのか見極めるためにも一か月の支出を書き出します。そしてそれぞれの支出を収入で割っていきます。

例えば、収入が21万円の場合で、1か月の食費が5万円だとしたら5万円÷21万円で23.8%、家賃が6万円だとしたら28.5%。その数値で円グラフを作ってみます。それを見たときにどこに無駄に感じるかがポイントです。貯蓄の額も%にして書き込みをしてみましょう。

改善点がわからない場合は、SNSなどで家計簿を開示している人の数値を参考にしてみるのもよいかもしれません。また、家計のプロ、ファイナンシャルプランナーに相談すると改善が早くなるのでおすすめですよ。

まとめ

ファイナンシャルプランナーとして家計相談に乗っているとすぐに家計を改善できる人とできない人がいます。すぐに改善できない人は「今は~~だからできない」「だって~~だから」と、言い訳のような発言をしがちな傾向があります。

もちろんお金を使うのは悪いことではありませんが、何にどれくらい使っているかを把握することは大切だと思います。一度、表や数字にして違った視点で家計を見つめてみてはいかがでしょうか?

文:FP鶴羽(ファイナンシャルプランナー)
HP:株式会社トリプルエム

【画像】C-geo、tomcat / PIXTA(ピクスタ)

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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