2022.01.21

育む

札幌近隣で雪を気にせず‘全集中’で遊べるスポットを発見!「であえーる岩見沢 あそびの広場」【渕上パパがゆく、公園ブラボー#3】

子どもも楽しい!大人も楽しい!公共のあそび場“公園”
北海道内の公園や遊び場を3歳の息子の父でもあるHBCアナウンサー渕上紘行が紹介。
“ブラボー!”と思わず叫びたくなる、子育て世代おすすめの遊び場情報を自称 公園ハンターがお届けします。

新年早々大雪に見舞われ、例年にも増して外に出るのが億劫になるこの季節。
「外で雪遊び」はもちろんいいですが、一方で「寒さを気にせず、暖かい室内で子どもと遊びたい」と思う北海道のママ・パパは多いはず。
そこで、今回は室内で思いっきり遊べる施設をご紹介します。

札幌から車で約1時間、JR岩見沢駅前にある『市民交流施設であえーる岩見沢』の中にある『あそびの広場』はまさに子どもたちがたくさんの遊びと“出会える”場所です。
この春で丸6年を迎える全天候型屋内施設は、運営する岩見沢市の子どもたちへの思いが詰まっています!

ブラボーポイント① くつろげる絵本の森

玄関で靴を脱ぐと、すぐに絵本たちが出迎えてくれます。その数なんと約1000冊!子どもたちが手に取りやすいように飾り方も工夫をこらしています。
絵本に囲まれながらくつろげる、ゆったりとした空間です。ブラボー!

ブラボーポイント② ボーネルンドであそびつくせ!

絵本スペースを抜けると遊戯広場。
明るくて清潔感と開放感のある空間に比較的大きな遊具が点在しています。

真っ先に目に飛び込んできたのはボーネルンドの遊具たち。ボーネルンドは海外の優れた遊び道具を販売したり、遊び場づくりを提供する日本のメーカー。
サイバーホイール(回転遊具)やトランポリン、積み木のように遊べるソフトブロック、アスレチック型の滑り台遊具まで全てがボーネルンドのものだから驚きです。息子は特にサイバーホイールの中に入るのがお気に入り。転がされて中でゴロゴロ転がり大興奮していました。

壁にはクライミングやボルダリングコーナーもあり、少し大きい子どもたちがお城の塀に見立てた壁を一生懸命よじ登って遊んでいました。

ブラボーポイント③ 本物志向の秘密基地

奥のフロアに目をやると、モデルハウスのような木の温もりあふれるお家を発見!
となりには本物の軽トラックまで横付けされています。
「住まいをモチーフにした新型の大型遊具!?」と思いながら眺めている私を尻目に、息子は吸い込まれるように家の中に入っていきます。
スロープと階段をのぼり、いつの間にか屋根裏らしき高い所まで上がっていました。
その姿は“建もの探訪”でも済ませたかのよう。

秘密を岩見沢市教育委員会の教育部長 所美穂子さんに伺いました。
実はこのお家、地元の建築会社が建てたもので遊具として設計されたわけではありません。
ツリーハウスを思い描いて子どもたちにとっての隠れ家をイメージしています。遊具としての観点で見ると手すりがないなど実は少々危険なのですが、何度も話し合う中でたどり着いたのは、「子ども達には遊びを通して色々な感性を育んでほしい」ということ。

危険から自分の身を守ることも大事な感性の一つ。手すりなどの人工物を設置するより大人の目でカバーして危険を回避すればいいと考えこのようなデザインになりました。
オープン当初は心配される利用者もいましたが、実際は大人が考えるよりずっと子どもは賢かったようです。

たしかに遊んでいる息子を見ていると、自分のペースでゆっくり慎重に何か確かめるように階段を上がっていました。感覚を研ぎ澄まして“全集中”で遊んでいたのかも!

『人工的でありながら感性を刺激する様々な仕掛けを作りたい』というコンセプトで、構想から3年かけて完成した『遊びの広場』。2022年1月現在、利用登録者が8万6千人を超えています。岩見沢市内はもちろん市外からの利用者も多いそうです。

ブラボーポイント④ 心で感じるシンボルツリー

広場の端に大木を発見。当別で育った樹齢500年のミズナラの木の幹で、シンボルツリーとして飾られています。

クリスマスの時期には装飾を施され不思議な存在感を醸し出していました。
ここで遊ぶ子どもたちの目には、もしかすると青々と生い茂ったミズナラの木に見えているのかもしれませんね!?

公園ハンター渕上のブラボーチェック(最大5つ星)

こどもあそび度 ★★★★
パパママ充実度 ★★★★
おすすめ年齢 0歳~小学生

・とにかく清潔感と開放感が居心地よし
・岩見沢市が運営する施設なので格安!利用料金は1人100円(未就学児は無料)
・新型コロナの影響で当面のあいだ1日2クール制。1クール2時間で上限人数100人
・スタッフの目がしっかり行き届いているので安心して遊ばせることができる
・乳幼児スペースあり
・駐車場4時間無料。休館日は月2回(第1水曜日と月末)
・色々なイベントもあるので、詳しくはHPで

詳しくは公式サイトをチェック!
市民交流施設 であえーる岩見沢

であえーる岩見沢 あそびの広場

住所: 岩見沢市4条西3丁目1 であえーる岩見沢3階
開館時間:①10:00~12:00 ②13:30~15:30
※1日3クールの完全入れ替え制(第3クールは換気・消毒・換気作業のため休館)
定休日:第1水曜日と月末の月2回、年末年始
利用料金:1回100円(未就学児は無料)
お問い合わせ:0126-35-4670

***

文|HBCアナウンサー 渕上紘行
テレビ「ブラボーファイターズ」やラジオ「ガンちゃんの世界一面白いプロ野球の番組」など北海道日本ハムファイターズに関する番組を中心に、野球・サッカー・スキージャンプ・バスケ・高校ラグビー・ゴルフとHBCのスポーツ中継全般に携わる。入社19年目、神戸市出身。
Instagramも更新中!
@hiroyuki_fuchikami

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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