手間のかかるおせち作り。
実は作り置き冷凍できるんです!
便利な冷凍術で、年末年始を乗り切ってはいかがでしょうか?
教えていただくのは、野菜ソムリエ上級プロの高橋道子さん。
食品の冷凍術も知り尽くしたスペシャリストです。
一品目は、あのおせちの定番料理をアレンジ!
ニシンなどを巻くことが多い昆布巻き。
お子さんでも食べられるように、豚肉バージョンにアレンジしました。
こちらは、調理完了した状態で冷凍保存可能なメニューです。
<材料>
・昆布(13cm~15センチの長さ)5枚・豚ロース肉 5枚~10枚(昆布の大きさにあわせる)・ショウガ 1片 ・干しかんぴょう 適量
調味料A・・・昆布のもどし汁800ml~1リットル、酒50ml、酢 大さじ1/2
調味料B・・・砂糖、みりん、しょう油 各大さじ2~3
<作り方>
1、昆布は1リットルの水に約10分つけて戻します。戻し汁は取っておいてください。
干しかんぴょうも塩をふってさっともみ、水で洗って25cm程度の長さに切ります。
2、昆布の水気を拭いて広げ、豚バラ肉を昆布の上にのせて巻きます。
豚肉は昆布の大きさにあわせて1~2枚使います。
断面がきれいになるよう、昆布は強めにキュっと巻くのがポイント!
中心を、かんぴょうでゆるめに2カ所結びます。
煮ると昆布がふくらむので、若干ゆるめに結んでください。
鍋に昆布を並べ、昆布の戻し汁をひたひたに入れます。
酢と酒を加えて火にかけます。
落し蓋をして、弱火の中火で1時間ことこと煮ます。
1時間たったら砂糖醤油みりん、ショウガの千切りを加えます。
落し蓋をして途中で戻し汁を追加しながらひたひたの状態を保ち、さらに1時間煮て味を含ませる。
完成!!
汁ごと保存袋に入れ、このままの状態で冷凍保存可能です。
冷凍保存すればより味が染みます。
このままの状態で1か月保存OK!
食べる際には自然解凍してください。
昆布と豚肉にやわらかく味が染みています。
おかずにもぴったりなので、おせち用だけでなく普段から作り置きしておいても便利です。
2品目は、おせちに欠かせないこちら!
なますも、冷凍できるんです!
<材料(4~6人分)>
・大根 1/4本(350g)・人参 1/2本(100g)・塩(塩水用)小さじ1強
・甘酢:だし汁50ml、砂糖 大さじ3、塩 小さじ1/3
・柚子の皮の千切り 少々 ・柚子(柚子釜用)
<作り方>
1、大根と人参は4~5cmの千切りにします。
2、ボウルにたっぷりの水を入れ、塩水用の塩を加え、大根と人参を漬けて1時間ほど置きます。
3、大根と人参をよく揉み、きつく絞って水気を切ります。
4、鍋に甘酢の材料を合わせて火にかけ、ひと煮立ちさせて火を止め、冷まします。
5、大根とニンジンに甘酢をひたひたになるように加え、菜箸で混ぜて味をなじませ、柚子の皮の千切りを加えます。
ここまでの状態でしばらく保存OK!
冷蔵の場合は、密閉容器に甘酢ごと入れて表面にラップを密着させ、空気に触れないようにして保存。5日間くらい美味しく食べられます。
冷凍の場合は、冷凍保存袋に入れて空気を抜いて冷凍します。
冷凍保存は1か月可能!
自然解凍して食べてください。
柚子の上部を切り落として中身をくりぬいた「柚子窯」に盛り付ければ、華やかさアップ!!!!
ことしのおせち作りのぜひ参考にしてみてください。
※掲載の内容は番組放送時(2021年12月23日)の情報に基づきます。
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