ファストファッションと呼ばれるプチプラブランドが乱立する現代。みなさんはどのくらいファストファッションで買い物をされていますか? プチプラな洋服なのに上手に着こなしている人と、そうではない人がいるのはなぜでしょう。
今回は、日頃ファッションを提案している筆者が、プチプラファッションをお値段以上に見せるコツについてお伝えしていきます。
特にアラサー以上の方には、ペラペラの素材は避けることをオススメします。筆者は35歳を超え、さらに出産を経験したあたりから、20代の頃とはボディラインがあきらかに変わりました。すっかり肉付きがよくなった体で、特に背中は、ハリがある素材のほうがボディラインがキレイに見えます。
またシースルー素材ではないのに下着のラインが透けて見えると、他人の目には“安っぽい服”に映ることも。
洋服は安っぽく見えてしまうと、途端に残念な印象を与えます。全てのプチプラアイテムが該当するわけではありませんが、全体的にデパートに並ぶような洋服に比べると、生地が薄いことが多いです。
そんなときには“色”が活躍します。洋服は色が付くことで、重さを感じるようになります。日本色研配色体系(PCCS)のトーン分類でも、黒は「高級な・フォーマルな」、ダークトーンは「大人っぽい」といったイメージが連想されると位置付けられています。黒っぽい色に対して人は、高級感や重厚感を感じることが知られているのです。
もし生地は薄いけれどデザインが気に入った洋服があったら、黒やダークな色で高級感を演出してみてくださいね。
プチプラファッションは、お手頃な価格だからこそ冒険した洋服にもチャレンジしやすいもの。しかしそれこそが、タンスの肥やしを増やす落とし穴に。
特に普段買わない色は、もしかしたらお肌のアラを目立たせる色かもしれません。逆に似合う色=お肌をキレイに見せる色を上手に取り入れることで、同じお値段の洋服でも、お値段以上に見えてきます。それがパーソナルカラーの力です。
パーソナルカラーとは、以下4つの特性のなかで、あなたのお肌を美しく見える特性が集まった色のことです。
(1)どんな色?
(2)どんな明るさ?
(3)どんな鮮やかさ?
(4)清濁はどっち?
ご自身のパーソナルカラーをご存知ない方は、一度専門家に見てもらうのがオススメです。
もし着ている洋服がプチプラなのに「その洋服、どこの?」と聞かれたら、それは肌色とマッチしていて、相手には高級な洋服のように見えている可能性が高いです。プチプラこそ、パーソナルカラーを取り入れてみてくださいね。
今回は高見えするアイテムの選び方をご紹介しました。
プチプラブランドは安くて便利な一方、大量生産・大量廃棄されており、環境に悪い側面も。消費者が気軽に買ってすぐに捨ててしまう考え方は、見直す必要があると感じます。
SDGsが求められる現代。プチプラとの付き合い方についても、考えてみてはいかがでしょうか?
文:山本よしみ(aft色彩認定講師/着こなし美人ナビゲーター)
サロンHP:Refined
Instagram:@refined.colorstyle
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