人は誰しも、仕事やプライベートで「良い印象を与えたい」と思うのではないでしょうか。そこで今回は、周囲の人に好印象を与える方法に注目。立ち居振る舞いの講師として活動する筆者が、メイクやファッションは変えずとも「印象が明るくなった」「なんか変わった」と思われるポイントを3つご紹介します。
寒くなると、背中を丸めて猫背になってしまう……という方も少なくないはず。実は姿勢が悪いだけで、実年齢より3~5歳も老けて見えることを、あなたはご存じでしたか? 逆に姿勢が良ければ、イキイキと輝いて見えるのです。
(1)頭のてっぺんから糸でピンとつられている様子をイメージし、背筋を上に伸ばします。
(2)あごの角度は床と平行に。
(3)左右の肩甲骨を寄せるイメージで胸を開き、背筋を伸ばします。
(4)肩の力を抜いて、手は自然に横に下ろします。
(5)膝と両足のかかとをつけ、つま先はこぶし一つ分くらい開きます。
美しい立ち方をマスターすると、きれいに魅せることができます。練習するときは、全身鏡で自分の姿をチェックしながら行います。
(1)上記の美しい姿勢から、両手をおへそあたりで軽く組みます。手首を曲げて指先を柔らかく添えるように重ねると優雅な印象になります。
(2)お腹(腹筋)に力を入れて上に引き上げるように立ちます。
(3)写真を参考に、前足はつま先を時計の12時方向に向け、後ろ足は2時に向けます。正面から見て一本足に見えるようにするとよりエレガントです。
実際に、立ち居振る舞い講座の生徒さんの様子を比較してみます。講座前と講座後の”立ち方”を比べると、印象がグッと変わりますよね。
オフィスなどで座っている時間が長いという方も多いのではないでしょうか。その時間も美しく振舞えると、より素敵ですね。
(1)背筋を伸ばし、あごを引きます。
(2)肩の力を抜いて両肩を落とします。
(3)手は膝の上で重ねて、指先をそろえます。
(4)足は、両膝をしっかりとそろえます。
(5)写真を参考に、左足を11時の方向に流し、右足は一歩引き、土踏まずを左足のかかとにピッタリとつけます。そのときに膝と膝の隙間が開かないようにすることで、足を長く美しく魅せるワンランクアップした座り方ができます。
こちらも講座前と講座後の写真を比べてみると、より美しい座り方ができています。
美しい姿勢や立ち方、座り方を日々意識すると「洗練されている」「品がある」と思われるようになり、人に与える印象が確実に良くなります。
ぜひ、今日から鏡を見ながら練習してみてはいかがでしょうか?
文:桜美月(イメージアッププロデューサー・マナー講師)
ブログ:「魅力開花」立ち居振る舞いシンデレラマナーレッスン東京・日本橋・松山
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