北海道には、北海道にしかいない「かわいい」動物たちがたくさんいます。動物たちの自然な姿に癒されるとともに、動物たちが暮らす環境に思いを馳せてみませんか?「北海道3大かわいい動物プロジェクト」に寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。
今回は、とってもキュートなルックスが特徴のエゾクロテンの魅力をお届けします。
北海道にしか生息していないエゾクロテン 。カラダの長さは、40〜50センチで、顔の大きさは、にぎりこぶしくらい。
かわいい顔ですが、雑食で、木の実のほか、鳥やネズミ、モモンガのような小さな動物をとらえて食べます。『森の小さな殺し屋』と呼ばれることも。
「エゾクロテンなのに、黒くないですね」とよく言われます。クロテンの仲間は、ロシア、中国、ヨーロッパと広く分布していて、そのほとんどが黒っぽい色をしているのですが、たまたま生物学的にクロテンの仲間のエゾクロテンだけが、黄褐色なのです。
ただ夏毛は、冬毛とくらべるとやや黒っぽくなります。毛皮は最高級品として取引されたため、かつて人間にたくさん捕らえられ、数が急激に減りました。
実際に見てみたいという方も多いのではないでしょうか?北海道でも、道東や道北に多く暮らしています。
夏場は、山にエサが豊富にあるので、なかなか会うことはできませんが、冬になると、山あいの温泉宿などの、鳥のためのエサ台にやって来ることが、まれにあるようです。
アイヌ語では「カスペキラ」と言います。直訳するとは「しゃもじを持って逃げる」。
集落に出てきて物を持ち去ったり、家畜を襲うような悪さをするという意味合いがあるようです。
顔のかわいらしさも、その行動も、まさしく"小悪魔"のような森のアイドル・エゾクロテン。インスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトに寄せていただいたお写真とともに紹介させていただきました。
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