2026.04.12

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ヘルパー30人「誰かの役に立ちたい」筋ジストロフィーの男性がひとり暮らしと大学進学

自由を楽しむ毎日

ひとり暮らしが始まって6日目。
和田さんは、「フリーな感じを楽しめている」と話し笑顔。

「退院してすぐその足でおすし屋さんに行った」

和田さんは24時間、介助が必要です。
札幌市の重度訪問介護と大学就学支援でその生活が実現しました。

ヘルパーは総勢30人。
10の事業者との調整を大学生活と同時に進めなければいけませんが、和田さんはチャットアプリを使って生活のための情報をヘルパーたちに一斉共有しています。

「処方薬こういうのありますよとか、事細かく書いている。ヘルパーなど42人に参加してもらっています」

自ら工夫して管理する毎日。困難なことも、和田さんにとっては挑戦の原動力です。

「これをちょっと特化した感じで、アプリの開発とかできたらいいんじゃないかと」

将来は、ヘルパーの日程調整などもできる専用の情報共有アプリを開発したいと話します。

可能性は、無限大

「もちろんいろいろできないことはありますけど、その制約が起きている中で、いかに自分の能力が生かせるかどうか、私は一番大事だなと思っている」

力強く語る和田さん。

後に続く人たちの希望になりたい。
未知数の可能性を切り開くため、18歳の春、自分らしく前に進んでいきます。

ひとり暮らし開始までには苦労も

新しいことに挑戦する姿は私たちも勇気をもらえます。しかし実は和田さんは、ひとり暮らしを始めるとき、バリアフリーの部屋を探すのにとても苦労したということです。

病院を離れることになるので体調が悪くなってしまったときの不安はありますが、今は30人のヘルパーと緊急時の対応などを練習しています。
ヘルパーは1日10時間交代で輝政さんに寄り添っているそうです。

「大学に入ったら、軽音部などのサークルに入ったり友達とカラオケなどにも行ってみたりしたい」と話してくれた和田さん。

できないことをできるに変える、和田さんの挑戦を今後も取材していきます。

取材・文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は、HBC「今日ドキッ!」放送時(2026年3月30日)の情報に基づきます。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

https://www.hbc.co.jp/news/

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