2026.04.12
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タブレットを使い、指先で器用に奏でる華麗なドラム。
和田さんは、ユニットを組んでいる恩師の田中貴志先生と卒業ライブを開催しました。
支えてくれた人たちに音楽で感謝を伝えます。
ライブに訪れた車いすの友人は「札幌の公演おめでとう。おもしろかったよ」と声をかけました。
和田さんは「音楽という好きなものを通して人の役に立てるって本当に大変すばらしいことだと私は思う。これが続けられるなら幸せ」と語ります。

和田さんはこの春、大きな決断をしました。
「本日は、福祉分野に特化した支援ネットワークアプリ『ウィズユー』の提案をしたいと思います」とプレゼンをする和田さん。
福祉現場の課題をアプリ開発で解決したいと考え、経営やICTを学ぶために大学に進学することを決めたのです。
4月から通うのは、北海道情報大学。
ヘルパーが付き添い、車椅子で大学生活を送ることができるのか実際に確認するために入学前に訪れました。
トイレを使うときにはベッドが必要ですが、入ってみると置くスペースがありません。
同行した田中貴志先生が、「奥にこんな感じでベッドを置いてもらうのは?」と提案すると、父の和田賢さんは、「着替えが丸見えかな…」と懸念を口にします。
重度の障害がある生徒の受け入れは、大学にとっても初めての試みです。
北海道情報大学の藤本直樹教授は、「田中先生から『受け持ちの学生で進学を希望している高校生がいるんだけど、どうなんだろうか、大丈夫なんだろうか』という相談からスタートしました」と振り返ります。
また、「輝政さんがこういうことを学びたいというプレゼンテーションを入試面接のときにしてくれて、無事合格を勝ち取った」と明かしました。

「できないことではなく、できることを探したい」という2人の熱意に、大学が応えてくれました。
和田さんは、「なんかちょっとうるっときた気持ちがあり、重度の障害がある後輩の大学進学という選択が広がっていけたらいい。私が役に立てる存在になれたら」と想いを語ります。
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