白老町のNPO法人お助けネット(中谷通恵代表)は、子育て情報誌「すくすくしらおい」を発行した。親子で遊んで楽しい公園やお薦めの絵本、育児サポートの行政窓口など、先輩ママの視点から現役ママに役立つ情報を満載した。子育て支援活動に取り組む同法人が情報誌を製作したのは初めてで、「安心して産み育てられるまちづくりの一助になれば」としている。
同法人は、親子に遊びの場などを提供する「子育てふれあいセンター・すくすく3・9」(町日の出町)の運営やファミリサポートセンター事業、集団託児などを行っている団体。情報誌は子育て支援の一環として、町の子育て世代交流促進情報発信事業の補助金を活用して作成した。取材や編集は30代から50代のスタッフ4人が中心となり、子育て経験を生かして作った。
情報誌では子育て中に利用することの多い町役場の各課をはじめ、児童館、図書館、子ども発達支援センターなど公共施設を紹介。妊娠や出産、育児などで困った時に相談できる役場窓口に関しては、「保健師さんがいつもいてくれるので、気軽な気持ちで聞いてみても大丈夫」などと、子育て女性に寄り添うような優しい表現の文章で紹介している。
また、親子で外遊びが満喫できる公園33カ所を掲載。編集スタッフが遊具の種類など各公園の特色を丁寧に取材し、特にお薦めの公園17カ所をピックアップした。公園の場所を示す手書きマップも添えた。
さらに家族で楽しめる民族共生象徴空間(ウポポイ)や白老仙台藩陣屋跡、町内のキャンプ場、お薦め絵本、子育て応援団体や習い事教室などを紹介。「竹浦神社の横の空き地は広く、子どもが長く遊べる」「石山にあるカフェは野鳥が観察できる」など、子育て中の人たちからアンケートで集めた白老の魅力スポットも「口コミ情報」として載せている。
製作に当たった編集責任者の西村篤子さん(58)は「白老の良さも再発見できる内容。子育てに役立ててほしい」と話す。A5判、58ページで、800部製作。町内の保育園や小学1、2年生の家庭などに無料配布したほか、母子手帳交付や乳児検診の際にも配る。すくすく3・9でも手渡している。
問い合わせは、すくすく3・9 電話0144(82)3926。
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