2026.04.07
ゆるむ

まだ雪の残る森に、春を知らせる音がひびきはじめます。
それが、キツツキたちの「ドラミング」…激しく、高速で木をつつく、「カラカラカラカラ…」という音です。
なかでも、おもに北海道の森で暮らすクマゲラは日本最大のキツツキ。
その音はひときわ強く、まるで森に響く小さな太鼓の連打。
春を呼ぶリズムのようにも聞こえてきます。
坂本龍馬の甥の孫にあたり、十勝の広尾町で農業を営みながら十勝の自然を描き続けた画家・坂本直行。
その著書「開墾の記」にもこの音が登場します。
まだ雪の残る森にキツツキの音がひびきはじめると、ああ、もう春が来るのだと感じる…そんなふうに記されています。
電気もない開拓地で過ごす冬は、きびしいものでした。
だからこそ雪がゆるみ、音や命が戻ってくる春は、ひときわ大きな喜びとして感じられたのでしょう。
坂本直行が描いた十勝の野の花は「六花亭」の包装紙にも使われていて、おなじみですね。
何気なく手に取るその1枚にも、自然を見つめるそのまなざしが息づいています。
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後編の記事では
・白いチンアナゴ…ではありません!
・「シマちゃん!」「なぁに?」
の写真をお届けします。
◆「北海道3大かわいい動物」プロジェクト
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◆文:「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
1987年からカメラマンとして北海道の自然や野生生物の撮影を始める。アメリカのイエローストーン国立公園やカトマイ国立公園、デナリ国立公園で野生生物、マレーシア・ボルネオ島でオランウータン、アオウミガメの取材も経験。2020年から「北海道3大かわいい動物」プロジェクトを主催。
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