2026.04.04

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「ママもやっているよ」と娘に言いたい!地下鉄女性運転士が「私にもできるかも」のきっかけではじめた一歩

物理に電気…苦労した研修期間

試験に合格!といっても、地下鉄の運転士になるには、長い研修期間を乗り越える必要があります。
一般採用の場合は、まず札幌市交通局の採用試験に合格し、駅業務などの1年間の実務経験を積んでから、大谷地にある教習所で約1年間の教習を受けます。

学科試験と実務試験の両方に合格して、ようやく運転士としてデビューできるのです。

駅員の経験があった紺野さんは実務期間は短縮されたものの、それでも教習期間が1年ほど。
特に苦戦したのが最初の3か月に行われた「学科」でした。

「電気や物理、信号の仕組み、運転法規など、高校や大学でもあまり触れてこなかった分野ばかりで…。中間試験では一度落ちてしまいました」

学科を終えると、次は運転教習がはじまります。
まずシミュレーターで基本操作を学び、その後は指導員と一緒に実際の車両へ。
最初は先輩の運転を見て覚え、少しずつハンドルを握る機会が増えていきました。

難しいのは?点検で汗だくに!

「難しかったのは、朝のラッシュ時のドアの開閉タイミングと、出庫前の点検ですね」

ラッシュ時は、かけこんで来る人を見ながら遅延しないように見計らってドアを閉めなければなりません。
さらに出庫前の点検はなんと項目が100以上あるというから驚き。
20分以内にすべて確認しなければいけないんです。

「東西線は7両編成なので、全車両を回っていると毎回汗だくでした(笑)」

こうした研修を乗り越え、一人立ちしたのは2022年3月ごろのことでした。
初運行の日には、父親がかけつけ乗車してくれるという、うれしいサプライズもあったそうです。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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