2021.11.23

食べる

あんの甘みにモチモチ食感!農家への思い、あんパンに込めて 満寿屋商店【あっぱれ!十勝のあん応援企画】

十勝は小豆の一大産地。肥よくな大地で育まれた小豆から作るあんは、風味豊かで、十勝はもちろん、全国の和洋菓子店などで愛されています。
さて、このあんが今、コロナ禍で需要が減っています。お膝元の十勝からその魅力を見つめ直し、おいしいあんをもっと楽しみませんか?
あっぱれ、十勝のあん ―
農家や菓子店の皆さん、そして十勝っ子が愛してやまない「あん」に贈る、応援企画です。

農家への思い、あんパンに込めて

艶やかな〈あんパン〉135円は、おやつや手土産として人気。十勝の水はパンづくりに適さないとされる超軟水だが、上手に使って甘みとモチモチとした食感をかなえている。

しっとりとした生地に、なめらかで風味豊かなあん。十勝っ子の代表的なおやつ、 満寿屋商店の「あんパン」 は、農家への思いから生まれた。

作り始めたのは創業した1950年ごろ、初代・杉山健一さんだ。当時、客の多くは農家で、「農作業の合間に食べやすく、栄養価の高いものを」と試行錯誤した。あんパンは丸い形が一般的だが、生み出したのはコロンとした楕(だ)円形。畑の上でも、手で持ちやすいフォルムにこだわった。

あんぱんを販売しはじめた1950年創業当時、市内西1南9にて

水分が多い甘めの生地は、あんと一緒に糖分がしっかり取れ、飲み物が手元にない農作業時でも、喉越しがいいようにという優しさから。「表面に切り込みがあるでしょう。焼くと適度にあんの水分が抜けて、口どけがよくなるんです」と話すのは、4代目の杉山雅則さん。今も当時と同じ形を守り続ける。

現在、あんは音更の工場で毎日、炊き上げている。小豆はもちろん、小麦や酵母、水も十勝産。杉山さんは、「十勝の代表的な農産物を使ったあんパンから、農業の素晴らしさを感じてほしい」と力を込める。満寿屋商店と言えば、あんパンにとどまらず、今や十勝産食材100%のパンづくりの旗振り役でもある。“農家のために―”という先代の思いは、なお息づく。

現在もあんは自家製。自社で小豆を炊いて作っている

「農家さんには感謝しかない。十勝の農作物でおいしいパンを作り続けます」と社長の杉山雅則さん。一方で、多様な食生活の中で子どもたちの「あんこ離れ」を危惧。「十勝産小豆の食文化をつなぎたい」と願う

満寿屋商店 麦音

住所:帯広市稲田町南8線西16-43
電話:0155-67-4659
営業時間:朝6:55~18:30
定休日:年末年始

※フリーマガジン「Chai」2021年11月号より。
※撮影/辻 博希。写真の無断転用は禁じます。

Chaiでじ

十勝毎日新聞社が月1回発行する、グルメ、ファッション、レジャー、美容・健康、住宅関連…などなど、十勝に住む人の役に立つ情報が満載の十勝の生活応援マガジン

https://kachimai.jp/chai/

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