
「ニンゲンの暮らしの見学会はこれで終わりだけど、何か質問はあるかな?」なんてお父さんタンチョウの言葉が聞こえてきそうなお写真ですねー。
鶴居村などでごくたまに、このような風景を見ることがあります。(このお写真は鶴居かどうかはわかりませんが)
牧場などに住み着いているつがいなどもいるので、そのようなお宅では「ウチのタンチョウは...」なんて言い方をすることも珍しくありません。
この時期、多くのタンチョウは「子別れ」の季節を迎えています。
タンチョウの子育てはかなりの「子煩悩」で、親がエサを見つけると真っ先に子どもがいるところに運び、与えたりする行動が子どもがかなり大きくなるまで続きます。
それほど大切に育てられてきたのに、「子別れ」の季節がやって来ると、両親は子どもが自分たちに近づくと激しく追い払い、長いクチバシでつついたりするのです。
雪原で「求愛のダンス」を踊る両親の姿に、子どもたちは「ピーピー」と悲しい声を出して見守るしかありません。
そして両親は、大切に育てた子どもを越冬地に置き去りにしたまま、繁殖地へと飛び去って行きます。
大事に大事に育てた子どもとの「子別れ」が、ある日突然のようにやってくるというのは、どこかキタキツネの子育てと似ていますね。
「別れのとき」を迎えた子どもたちの気持ちを思うと胸がふさがれるような気持ちになりますが、これも「自然の理」なのでしょうね。
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後編の記事では、「さすがにそれは、あざとすぎるのでは?!」というシマエナガちゃんの写真5選などをご紹介します。
◆「北海道3大かわいい動物」プロジェクト
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◆文:「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
1987年からカメラマンとして北海道の自然や野生生物の撮影を始める。アメリカのイエローストーン国立公園やカトマイ国立公園、デナリ国立公園で野生生物、マレーシア・ボルネオ島でオランウータン、アオウミガメの取材も経験。2020年から「北海道3大かわいい動物」プロジェクトを主催。
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