2026.03.13

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「入口は、どんなところにもある」アイヌ文化から見える、私たちの暮らしを見直すヒントとは

学芸員と語り手が学びをつなぐ

Sitakke読者のみなさんこんにちは。北海道留萌市在住の片山史麻といいます。
一地方公務員として、過疎化問題などの課題から 「地方からの発信力」 に興味を持ち、ワークショップに参加しました。

ここまで、美幌博物館の学芸員の城坂さんと、ピポロアイヌ文化協会会長の河本さんのお話から、自然への向き合い方をたどってきました。

そのなかで、改めて考えさせられたのが「アイヌ文化」は私の身近に、暮らしのなかにあるという気づきです。

城坂さんが「北海道の自然を知るなら、アイヌ文化を知るのが面白い」と話していた言葉をきっかけに、私の住む土地についての見え方が少し変わりました。

地名から見える暮らしのおもしろさについてもお話してもらいましたが、現在、私が暮らしている留萌市も、アイヌ語で「汐が奥深く入る川」を意味する「ルルモッペ」が語源とも言われています(※1)。

世界三大波濤に数えられる海の激しい波の印象が強く、これまで留萌川を強く意識することはありませんでしたが、名前の意味を知った瞬間、当時の暮らしでは川が生活の軸だったのだろうかと想像が膨らみました。

今歩いている場所に、川を大切にしながら暮らしていた気配が重なるようで、目の前の自然をいちど見つめ直してみようという気持ちになります。

また、河本さんからは、知識として学ぶ前から、自然の美しさや大切にしたいという感覚が体験として残っており、その心の根っこに文化があると気づくことも多いというお話がありました。

アイヌ文化は今まさに北海道で暮らす私たちの生活のなかにも根づき、気づきを与えてくれるのかもしれません。

アイヌ文化を遠い存在として眺めるのではなく、自然と長く向き合ってきた知恵として捉え直すことで、今自然との距離感に悩む私たちにとっても、向き合い方を考えるロールモデルになるのではないかと感じました。

Sitakke編集部

Sitakke編集部やパートナークリエイターによる独自記事をお届け。日常生活のお役立ち情報から、ホッと一息つきたいときのコラム記事など、北海道の女性の暮らしにそっと寄り添う情報をお届けできたらと思っています。

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