2026.03.12
出かける原作ファンは、実写映画化には複雑な感情を抱くものではないでしょうか。
私は好きな作品だからこそ、
「どうせ2時間に収めるために、大事なシーンをたくさんカットしちゃうんでしょう」
「原作にはないような描き方で大切なニュアンスを変えちゃうんでしょう」
などなど、卑屈になってしまいます。

ところが、映画『ゴールデンカムイ』は1作目を見たときから「全然時間内に収める気がない!!」というところにびっくり&感謝。
「映画1本に収まるはずない。映画もドラマもとことん!」という前提で作られているように感じました。
2作目も序盤から「そのシーンもやってくれるんですか…!」と感謝。
日常も、笑えるやりとりも、全力で描いてくれています。

ストーリーの大筋には一見関係なさそうに見えるシーンも、後から思うと、登場人物たちの関係性を作り上げ、終盤のシリアスな展開が心に響くための土台になっていきます。ささいな出来事にこそ本質があり、細部の積み重ねが作品の魅力を作るというもの…。
原作を読んだときも、こうした日常や笑いのシーンの中でキャラクターを好きになっていったからこそ、この後の展開が心に沁みたんだよなあ…と、原作で得た感動を追体験するような気持ちにもなりました。
かといって展開を知っているからつまらないと感じることはなく、「そんなに忠実に再現できる?!」「そこまで全力で演出してくれて…」という感慨もあれば、豪華俳優陣の演技がよりいっそうキャラクターの魅力を増していて、新たな興奮と感動もありました。
原作へのリスペクトを強く感じる点が、この映画の魅力①です。
1点目から長くなってしまいました…。続きは後編の記事でお伝えします。
特集では、アシㇼパを演じた山田杏奈さんへのインタビューもお届け予定です!
■「かっこよさって捨てていいんですか…?!」映画『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』キャラクター再現度が高すぎて感謝
■ 1作目試写レポ:【ガチ感想】『ゴールデンカムイ』原作が好きすぎて「映画」を観るのが怖かったんだが
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