2026.03.10
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こうして「きっかけ」をつかんできた井上さんがここまで「得意」を伸ばして活躍してこられたのは、周囲の人の助けも大きかったといいます。
引きこもりかけていた部屋から「引っ張り上げてくれた」母、希望を聞いて就職先を提案してくれた高校の先生、そして仕事ぶりをみて「キーパー」としての適性を見つけてくれた上司。
「周りにきっかけを運んでもらってきたんです。大事な人に言ってもらったことはやってみようって」
大事な人を信頼することで、自分の力を信じてみる。
「本当に周りの人に恵まれて今の私がいると思っていて。感謝の気持ちはずっと変わりません」

人に導いてもらってきたという井上さんですが、最近感じている難しさが「後輩を育てること」なのだとか。
コーティングを始めたての後輩にアドバイスを求められる場面も増えてきました。
「自分の考えを押し付けるのではなく、『自分はこうやっているよ』というコツを伝えるようにしています。遠すぎず近すぎない距離感を大切にしながら…」
「後輩の育成は難しい」とこぼしつつも、丁寧さと細やかさはここにも表れていました。

最後にこれからの目標も教えてくれました。
「社内の誰もが『コーティングといえば井上さんだね』と言ってくれるようになることです」
井上さんが教えてくれた「下地が一番大切」というコーティングの極意。
少し意味合いは違うかもしれませんが、それは、周囲の人たちの言葉を大切に受け取りながら今の自分を作り上げてきた井上さんの姿に重なるようにも感じました。
私たちの日々も、まずは身近なことを大切に「下地」を整えることから始めてみれば、新しい輝きを見つけられるのかもしれません。
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文:木村
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は取材時(2026年2月)の情報に基づきます。
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