2026.03.10
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入社後、初めて配属されたのは会社で一番小さな店舗でした。
給油や車の清掃のほか、タイヤ販売や車検の案内など、多様な仕事を経験します。
任された仕事に一生懸命取り組んだものの、悩みもありました。
「お客様と仲良くなることは得意でしたが、そこから販売につなげることは苦手で。自分には販売の才能がないかもと思っていました」
転機が訪れたのは、6年目、2店舗目へ異動した直後でした。
「異動先の所長が、カーコーティングの達人だったんです」
その所長が、井上さんの洗車や拭き上げの細やかさや丁寧さを見て、声をかけたのです。
「井上さん、器用だしカーコーティング向いてそうだよ。やってみない?」
その一言がきっかけとなり、カーコーティングの資格取得に挑戦してみることに。
2級からスタートし、3年ほどかけて1級を取得。最終的には、最難関の「EXキーパー」も取得しました。
技術を磨くほどに「面白い」と感じるようになったという井上さん。
今や、EXの依頼が入れば他店へも駆けつけるほどの存在となりました。

メキメキと実力を上げた井上さんは、職場の後押しもあり、2025年にはコーティングの技術やスピードを競うコンテストへ出場することに。
社内でただひとり予選を突破し、全道大会に出場する快挙を成し遂げました。
とはいえ周りの出場者にはカーコーティングの専門店に勤める技術者も大勢いて、初参加の井上さんはその技術やスピードに圧倒されます。
「本当にすごいなと。自分はまだまだだなと思いました」
けれど大会に向けてカーコーティングの講習を受けるなど、努力を重ねてきたことは確実に力に。「自分の苦手を把握して、無駄のない動きを意識できるようになった」といいます。
課題に感じていたスピードも、「以前は1日1台が限界でしたが、今ではクオリティを保ちながら、半日で終わらせらることができるようになりました」
挑戦したことが次の成長につながったのです。
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