2026.03.10
ゆるむ
新しい季節が始まったようです。
シマエナガが口にくわえているのは、おそらく鳥の羽か動物の毛なのでしょう。
冬も終わりに近づくと、このような行動をするシマエナガを見かけます。
シマエナガは繁殖期になると、鳥の羽や動物の毛、苔、クモの糸などを使って、伸び縮みする「ニット帽」のような巣を作ります。
でも、まだまだ巣を作るには時期が早すぎなのですが…。
ここからは想像ですが「巣作りの本能」が目覚めて、その練習をしているのではないでしょうか?
本人にはまだ自覚がなくても、ついつい地面におちている鳥の羽や、動物の羽をくわえてしまうのではないかと。
あと1か月もすれば、去年生まれて初めての子育てに挑むシマエナガたちも、誰にも教わることなく、それは見事な「ニット帽」を編み上げるわけですから、その本能が、目覚め始めている「証し」なのかなと。
シマエナガだけでなく、いま、たくさんの動物たちが「恋の季節」を迎えています。
厳しい冬を生きのび、森に生きる動物たちが、新しい命を迎えるために、大忙しで過ごしています。
北海道の動物たちを見つめ続け、その姿を木版画の絵本に綴った版画家の手島圭三郎さんが、88歳で出版なさった絵本「きたきつねとはるのいのち」の中に、様々な動物たちが子育ての準備をしている森の様子を描いた場面があり、次のような言葉が添えられています。
「みんなうれしいのだ。いきたことをよろこんでいるのだ」
春が近づく森の動物たちのざわめきを感じるとき、いつもこの言葉を思い出します。
◆「北海道3大かわいい動物」プロジェクト
インスタグラムやSitakkeの記事で発信中
◆文:「北海道3大かわいい動物」プロジェクト事務局 / ami_papa
1987年からカメラマンとして北海道の自然や野生生物の撮影を始める。アメリカのイエローストーン国立公園やカトマイ国立公園、デナリ国立公園で野生生物、マレーシア・ボルネオ島でオランウータン、アオウミガメの取材も経験。2020年から「北海道3大かわいい動物」プロジェクトを主催。
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