
子どもだけでなく大人も楽しめる絵本を、絵本セラピスト協会認定「大人に絵本ひろめ隊員」、そして2児の母でもある、HBCアナウンサーの堰八紗也佳(せきはち・さやか)がご紹介します。
みんな大好き「ノンタン」は、2026年で生誕50周年!
40代の私が幼いころから親しんでいたノンタンの絵本は、いま、3歳と7歳の息子たちに大切に読み継がれています。
今回は、絵本シリーズ『ノンタンのたんじょうび』に登場する「ノンタンクッキー」作りに挑戦!
子どもたちと、実体験を通して絵本の世界に浸ってみました。
単に読み聞かせるだけでなく、絵本から生まれるコミュニケーションの大切さをお伝えします。

ノンタンは1976年に出版された絵本『ノンタンぶらんこのせて』から始まり、50年も愛され続けているネコのキャラクター。
言葉のリズムが心地よく、耳に残るのが魅力です。
子どもが自然と口にしたくなる言葉があふれていて、我が家の長男と二男も2歳のときに初めて自分1人で声に出して読めるようになった絵本です。

大型書店『コーチャンフォー』では、2月22日の「ネコの日」にあわせてノンタンとのグリーティングイベントが開催されました。
子どもたちはまるで昔からの友だちのように、ノンタンと触れ合っていましたよ。

数あるシリーズの中でも息子たちが特にお気に入りなのは、1980年初版の『ノンタンのたんじょうび』。
仲間たちがノンタンを喜ばせようと内緒で作ったクッキーがとてもかわいらしくて、さまざまな表情のノンタンクッキーに、目が釘付け!

開くたびに、子どもたちは「おいしそう~!」とキラキラしたまなざしで見つめています。
このクッキー、食べてみたいと思いませんか?
実は絵本の表紙をめくった「見返し」と呼ばれる部分に、『ノンタンクッキーの作り方』が紹介されています!
「実際に作ったことはないけれど、気になっていた!」という人も多いのかもしれませんね。

「クッキー、作ってみる?」と聞くと、大喜び!次のお休みはお菓子作りに挑戦することに決まりました。

クッキーの作り方はシンプル!でも子どもたちにとっては全ての工程が新鮮!
特に、薄力粉をふるいにかける作業が面白かったようで、兄弟で粉ふるい器の争奪戦!
2回で十分な作業なのに5回も繰り返して、きめの細か~い粉が出来上がりました(笑)
生地を練る作業は力が必要で「手が疲れた…」と言うので、「普段パクパク食べているお菓子だけれど、作るのはとても大変なんだよ」と伝えると、子どもながらにしみじみ理解した様子でした。

生地を薄く延ばす作業も真剣!

ノンタンの顔を作る細かい作業は、絵と照らし合わせながらがんばっていました。
さぁ、焼き上がりまでワクワクの待ち時間!

このとき私は「ベーキングパウダーを入れ忘れたような…」と内心ドキドキしながら見つめていました。
20分後に取り出すと…良かった!きれいに焼けていました!大成功!!

気になるお味は…?
「やっぱり自分で作るとおいしいよね」と一丁前な感想。
「かわいくて食べちゃうのがもったいない」と、大切に味わっている姿も印象的でした。

私が大切にしていることは、単に絵本を読むことではなく、絵本を『手段』にして子どもとコミュニケーションを取ることです。
絵本を読んでいるとき、途中の絵が気になってなかなか先に進めなかったり、子どもたちの質問攻めにあったりして、物語を最後まで読み切れないということにストレスを感じてしまった経験はありませんか?
でも、それが大切なことなのです。
絵本を通して、子どもがどんなことに興味を持っていて、どんなことを考えているのか、じっくり耳を傾けてあげてください。
ノンタンのクッキー作りは、子どもたちが「おいしそう~!」とキラキラしたまなざしで絵を見つめている姿から思い立ちました。
その後も絵本を開くたびに「クッキーおいしかったよね」「次はケーキを作ってみたい!」など、会話が弾む大切な一冊です。

【取材協力】
コーチャンフォー美しが丘店
〒004-0811 北海道札幌市清田区美しが丘1条5丁目
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文|HBCアナウンサー 堰八紗也佳
HBCラジオ「清かなる朗読」(月曜あさ4時30分~)、Instagramも更新中!
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は2026年2月の情報に基づきます。
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