2026.02.22

食べる

もし誰かに教えるなら、そっと耳打ちで…究極の隠れ家でいただく、究極のローストビーフ丼

外観からは想像できない空間が

ドアを開け、短い階段を上った先に広がるのは、昭和・平成・令和それぞれの雰囲気がグラデーションで表現された懐かしくも新しい空間。

店の奥には音楽演奏のためのステージがあり、こじんまりとした古ビルの外観からは想像できないほど広々としている。

このテナントはもともとは40〜50年前の景気のいい時代につくられた高級感のある旧スナックで、その瀟洒な内装を生かしつつ、単なるレトロバーにならないよう今っぽさを出すために大胆に手を加えている。

ワインレッドのカウンターチェアは、旧テナントが残していった50年ほど前のソファに脚を付けてリメイクしたもの。そのほか調度品や装飾品、キッチン用品にいたるまで、店の世界観が崩れることのないよう細部にまで気を配っている。

「隠れ家っていわれてる店は、大抵狭いじゃないですか。逆に隠れ家なのに広いってないですよね。この無駄さ加減がいいなって」と笑うのはオーナーの岡田卓己さん。

かつてはこのフロアで数十人が踊れたであろう広々とした空間でありながら、用意している席はカウンターの6席のみ。客数を増やすことよりも、不特定多数の客が来ないことが約束された環境で、来店客が自分だけの贅沢な時間を過ごせることを第一に設計されている。

「ローストビーフ丼」(2,300円)。使用するのは黒毛和牛のメスの未経産牛で、特選クラス・赤身のみ。原産地はその時期によってランダムで、取材当日は沖縄のブランド牛「もとぶ牛」を使用。丼を取り囲むのはチーズをベースとした白いソースで、その下にさらに別のソースが隠れている。

この店では無許可でのSNS投稿はもちろん、食べログなどのサイトに投稿するのも御法度。もし誰かに教えるなら、そっと耳打ちで。

【究極のローストビーフ丼のお店 FUKUMIMI】
北海道函館市湯川町3丁目24-6湯川壱番館2F
Instagram @fukumimi_hakodate

***
Peeps hakodate vol,144 「特集 今日はご馳走。Vol.2」より

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