2026.02.13
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さて、袋がいっぱいになったら次の作業。
ちなみに袋には、玄米1トンが入っています…!
師匠が持ってきてくれたのは「ジャッキ」という工具。
ジャッキを使って、てこの原理で1トンの玄米を持ち上げます。
では私も持ち上げに挑戦!

…あれれ。重いです、もう一回やってみます。
1トンのお米を宙に上げて運ぶ予定が、私が宙に浮いてしまいました(笑)
もちろん1トンをそのまま持ち上げるよりは楽なはずですが、お米がしっかりとジャッキに乗ると重くて全然動かないのです…
ジャッキアップは師匠にお任せ…。
無事にジャッキに乗せ終えた玄米を定位置まで運んでいき作業をお手伝いすることに!
1トンのお米袋を2袋運びあげ、作業がようやく終了しました…!
刈り取った「もみ」の状態から、乾燥を経て「玄米」になり出荷、米穀店などで最終的に精米されて私たちの食卓に届く新米。
「はいお待たせしました、お疲れ様です!」
師匠が炊きたての白米を持ってきてくれました!わあ!ちょっと遅めの朝ごはんです!

ありがとうございます!お米が輝いている!!
師匠いわく、炊いたばかりのご飯には「おかずをひとつぶっかけて食べるのが一番シンプルでうまい!」とのこと。

今回はイカの塩辛をのせていただきます!
…師匠!おいしすぎます!
あまりのおいしさに思わず天を見上げてしまいました…!
お米一粒一粒がふっくらとしていて、表面がキラキラと輝いています。
前日に食べたおにぎりももちろんおいしかったのですが、炊き立てはもっと甘みが増しています!
今回はイカの塩辛と一緒にいただきましたが、塩辛の塩味とお米の甘さがマッチしています。

「ずいぶんうまそうに食べるね、食べたくなるね」と師匠も私のあまりにも大きい一口に笑ってくださいました。
今回は初めての2日にわたる弟子入り。
お米の出荷までに、稲刈り、脱穀、もみすり、乾燥…こんなに工程があるとは本当に思っていませんでした。もみがらが砂山のようになることも、まったく知らなかったことです。
毎日当たり前に食べているものなのに、なんとなく稲を刈ったらすぐに出荷されるというというイメージだったので、こうした作業を知ると、あらためて普段買っているお米は安すぎるのかと思うぐらい…。

弟子入りをしたからこそ気づけたそんな素直な思いを師匠に伝えてみました。
すると師匠は、「うれしいこと言うね、時間あるときはまた手伝いに来て」とニコニコ笑顔で答えてくれました。

今回の弟子入りで印象に残っているのは、「主食がパンや麺に変わってほしくない」と言っていた師匠の言葉でした。
私は、お米を「高い」「安い」とスーパーで見かける値段でしか判断していませんでした。
ただ、作っている人側にもたくさんの作業と、それにかかる費用があります。肥料も、機械の燃料代も…すべての値段が上がっているのも事実です。
私たちが買うものは、こうして「主食」を作ってくれている人たちがこれからも作り続けていくことができるのか、自分たち自身の食を守るために見合う金額で買うことが必要なのだと思います。
師匠が作っているお米を食べたとき、生産者の方の努力や思いを知ってから食べることで本当に今までの10倍、100倍おいしく感じました。
そして、なんといっても師匠が一人でお米を作っていることも驚きでした。
こんなにも愛の詰まったお米の裏側を知ってもらって、多くの人に届きますように!
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文|HBCアナウンサー 東峰優華
苫小牧市出身。2024年HBC入社。HBCラジオ「いっちゃんおいしいラジオ」などを担当。趣味はサッカー観戦(コンサドーレサポーター)、耳掃除、散歩。特技はスケート、ザンギ作り。Instagramでも発信中。
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は取材時(2025年9月)の情報に基づきます。
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