2026.02.13
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というのも、米の収穫のメインはあくまでコンバインを使って田んぼの中心部の稲刈り作業を行うことです。
私は刈り取り切れなかった部分を担当して、分担作業をするというわけです。
私の手作業で50メートルの1列を刈るのに30分以上かかったのに、師匠のコンバインがすごい勢いでその何十倍、何百倍の稲を一気に刈り取っていきます。
私も、手作業ならではの丁寧さを忘れずに、スピードもできるだけアップしてがんばりたい!

9月中旬のこの日、蘭越町の最高気温は24.3度。
気温としてはそんなに暑くはないのですが、今回はつなぎを着ての農作業。
中に熱がこもってムシムシしてきます…!!
そして、慣れない中腰の姿勢での作業にだいぶ疲れもたまってきました。
もうこの作業やめたい…。
淡々と続く稲刈り作業が果てしなく感じられ、心が折れそうになってきました。

アナウンサーになってから「ロケは言葉で伝えるんだよ!」と多くの先輩から教えてもらいました。
が!今日だけは言葉を発する気力もないほど目の前の作業に必死になってしまいました。
テレビとは思えないほど無言で作業を続けます。
やっと担当する3つの田んぼの角の区画のうち、最後の1区画にたどり着きました。
ここまで2つの区画を終わらせるまでで1時間半…少しずつ休憩をとりながら時間をかけてようやくたどり着くことができました。

ヒザをついて作業をしていたため、もうつなぎのヒザ部分はドロドロ…。
座ったり立ったりするだけでも足が疲れるのに、さらにこの泥に足が取られます。
前日に降った雨がヒザに染みてきます。冷たい…。
だけどこれは決してマイナスな愚痴を言いたいわけではないんです…(本当に)。
お米を食べるまでに、こんなにも大変な作業があるのだということを体全体で感じています。
弟子として意地を見せ、予定していたすべての刈り取りをやり切りました!

刈り取りが終わったのは午後1時20分。2時間半作業を続けてたどり着いたゴールです…!
我ながら結構きれいに取れたのではないでしょうか!
ただ、この時間よりも体感の方がもっと長い…4~5時間作業している感覚でした。
それでもすべて刈り取られた田んぼを見ると達成感でいっぱいです!

実は後から師匠に聞いたのですが、私が少しでも多く手作業での稲刈り作業を行えるように、いつもより多めに角の稲を残してくれていたようです。
師匠…!なんていうことを…!とツッコミたくなりましたが(笑)
これには、師匠の「先人たちの苦労を知ってほしい」という思いもありました。
今はコンバインを使って、8割、9割ほどの稲刈りを行うことはできますが、ひと昔前はすべて手作業で行っていました。
それがどれだけ大変な作業なのか…コンバインでの作業だけではわからなかった「お米一粒一粒を大切にする」という師匠の思いを、手作業での稲刈りをすることでより知ることができました。
さて、「収穫」は稲を刈るだけでは終わりません。
次の作業にも圧倒されてしまいました!そして、キラキラまっしろの新米ともご対面…!
次回の記事でお伝えします。
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文|HBCアナウンサー 東峰優華
苫小牧市出身。2024年HBC入社。HBCラジオ「いっちゃんおいしいラジオ」などを担当。趣味はサッカー観戦(コンサドーレサポーター)、耳掃除、散歩。特技はスケート、ザンギ作り。Instagramでも発信中。
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は取材時(2025年9月)の情報に基づきます。
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