
生まれた赤ちゃんに北海道産の木材で作った椅子を贈る「君の椅子」。
初めて椅子を受け取った赤ちゃんがことし、二十歳を迎えます。椅子とともに成長した赤ちゃんたちの20年です。
北海道上川地方の東川町です。「二十歳を祝うつどい」が開かれたこの日、木製のベビーチェアをたずさえた若者の姿がありました。

「(椅子を持ってきた?)はい一応」
「(ずっと大事にしていた?)そうですね」
「君の椅子」は、地元で生まれた赤ちゃんの誕生をマチぐるみで祝おうと、地元の家具職人が、北海道産の木で作った椅子をプレゼントする取り組みです。
椅子には、「生まれてきてくれてありがとう」という、家族やふるさとからの赤ちゃんへの感謝が込められています。

「君の椅子」は2006年、北海道東川町から始まりました。
20年前、最初に椅子を受け取った石戸谷 琉翔さん。当時は赤ちゃんでしたが、もう立派な大人になりました。

「目標は、4年間できちんと大学を卒業すること。みんなも卒業できるようにがんばってください。これが僕の『君の椅子』です」

ともに過ごしたたくさんの思い出が刻まれた椅子。中には、割れてしまったものも…。それでもみんな、この日まで大切にしていました。

東川町生まれの菅原惟月さんは「僕と妹の『君の椅子』でままごとをしたり、この椅子を見ると小さいころを思い出す。20年経ったこと、このマチで育ってきたことをしみじみ感じた」と話します。
同じく東川町生まれの竹内汐織さんも「いつも靴をはくときに使っている」と教えてくれました。
「これから生きていく間、何があるか分からないが、自分の『居場所』を作ってくれた人がいるのを忘れないでいたい」
「君の居場所はここにあるよ」という椅子がくれたメッセージ。
壁にぶつかったときも、心が折れそうなときも、いつでも迎えてくれる「君の椅子」はこれからも人生に寄り添い続けます。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あま
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2026年1月15日)の情報に基づきます。
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