2026.01.30

深める

「リードから伝わる」相棒のロバと900キロの道で深めた絆 元新聞記者の旅路の先

海とともに生きる

途中ですっかり日も落ち、この夜も野宿です。
そして、移動の疲れを癒してくれる満天の星のもと、クサツネと眠りにつきました。

翌朝、最後の坂を越えると、女川の市街地に入ります。

「いや~ぁ、この坂はキツイ!」

ようやく女川町の街並みと海が見えてきました。

「やっぱり海が見えたほうが気持ちいいですね。街の印象がガラっと変わりますよね」

東日本大震災では、14メートルを超える津波が押し寄せ、女川町の8割が浸水しました。港近くまで進むと、前日に声をかけてくれた女性と再会しました。

「こんにちは。クサツネ!本当に来たんですか?すごい、女川まで歩いて?すごいですね、ようこそ女川町へ」

女性は震災後、ボランティアとして女川町に入り、その後、この町に移り住みました。

高田さんが女性に「女川はすごくキレイな街並みですね」と伝えます。

「海が見える町っていうので防潮堤が、海の奥まったところに…海の中に防潮堤を建てているんです。女川町は海とともに生きている町ですね」

マチをかさ上げし「海が見える」景色を残す…それが復興のときの選択でした。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

https://www.hbc.co.jp/news/

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