2026.01.31

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寿司のマチ小樽はワサビも「とれたて」に?収穫までの時間は半分!最新技術とは

ワサビの生産が意外な場所で!?

寿司のマチ、北海道小樽市で、北海道では珍しい本ワサビの栽培が始まりました。栽培の背景には、生産者が抱く気候変動への危機感があります。

おいしいお刺身。そして欠かせないのが素材を引き立てるワサビです。実はいま、意外な場所でワサビの生産が進んでいます。

本ワサビは、きれいな沢がある山の中での露地栽培が一般的ですが、ここはなんと、小樽市の市街地、日本海沿いにある工場で栽培しています。

香港出身でオーストラリア国籍のラム・キンハン社長は、2025年10月からこの場所で本ワサビの栽培に取り組んでいます。

北海道ならではのメリットも

北海テクノロジー農業 ラム・キンハン社長

北海テクノロジー農業のラム・キンハン社長は「通常ワサビは、収穫まで2年ほどかかるが、ここでは半分の1年程度に短縮できる。害虫や病気の発生リスクも抑えられる」と話します。

本ワサビの苗を植えた工場内にきれいな水道水を循環させ、LED照明で光の量を調節。温度や湿度を適度に保つことで、山の中のような自然環境に近づけました。

本ワサビは涼しい気候を好むため、気温が低い北海道であればエアコンにかかる電気代を節約できるメリットもあります。
最新技術の粋を集めた小樽産本ワサビの味は…。

実際に試食をしたHBC高橋智也記者は「爽やかさが口の中に広がって食べやすい」と話します。

他の作物への可能性も

オーストラリアで農業経営を学んだ社長は、海外でサクランボの栽培などに挑戦した際に夏の熱波や少ない雨に悩まされた経験を活かし、独自の屋内栽培システムを開発しました。

「屋内であれば気候に左右されず、安定的に供給できる。将来的にはワサビだけでなく、他の作物も栽培できるよう応用したい」

海外はいま空前の「日本食ブーム」。
多くの外国人観光客が訪れる寿司のマチ・小樽にビジネスチャンスを見出した社長は、ワサビ工場の見学ツアーなどを通して日本や北海道の食文化を広めたいと意気込んでいます。

文:HBC報道部 
編集:Sitakke編集部あま

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2026年1月8日)の情報に基づきます。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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