
何か大きな目的があるわけでも、誰かのために旅をしているわけでもありません。
ただ『ロバと一緒に働き合いたい』。
高田さんがクサツネと重ねてきた、とても大切な旅の時間です。
クサツネの健康状態やルートを確かめながら、進んでいきます。
しかし、起伏に富んだ三陸特有の地形。思うように距離は進みません。
「港まで下りて、また上って、港に下りて、また上って…だから思ったより時間がかかりました、三陸は」

2011年3月11日に発生した東日本大震災。
巨大な津波が押し寄せた宮城県石巻市では、震災関連死を含めて4000人近い死者・行方不明者を出しました。
高田さんとクサツネが辿り着いた地区は、復興計画に基づき、かつての街並みは海辺から離れ高台へと移っていました。
「長崎の島原から熊本に渡るフェリーに乗船しているとき、東日本大震災が起きて、船内のテレビで津波の映像を見て、唖然としていました」
ロバのクサツネと歩く海岸沿いの道。すぐ横には高い防潮堤が続き、海と陸を隔てています。
「やっと北上川が見えてきた。ここからもうほぼ平坦だな」

クサツネは青草を食べてひと休み。
お腹いっぱいになり満足したのか、独特の鳴き声をあげます。
石巻市の釣石神社に立ち寄り、高田さんも休憩タイムです。
■ 【シマエナガ・写真6選】やっぱりかわいい!モフモフにふくらみ、カメラ目線…この冬は「シマエナガ豊漁」
パートナーメディア