2026.01.26

暮らす

バス運転手をレンタル移籍 北海道の「稼ぎどき」に観光と生活を一緒に守る切り札に

広島からベテランの運転手

道南バス 苫小牧営業所 濱田 浩明さんと横山 博己さん

苫小牧市で開かれたのは、道南バスの「入社式」。
濱田 浩明さん(49)と横山 博己さん(64)は2026年1月から3月までの間、広島県のバス会社から出向運転手として働きます。

濱田さんは、運転手歴10年以上のベテラン。横山さんも25年の運転経験があります。

2人は中国地方でツアー客などを乗せる貸切バスの運転を担当していますが、オフシーズンの冬、乗務はめっきり少なくなります。

一方、ニセコエリアを営業範囲に持つ道南バスにとって、冬はまさに「稼ぎどき」。
需要が見込まれる「貸切バス」に運転手を回して、収益を増やしたいところですが…。

道南バス営業部の高本克彦部長は「ちょっと運転手が足りない」と切実さを訴えます。

「生活の足」を失わないように

道南バスは、ニセコエリアの貸切バスだけではなく胆振・日高地方の「路線バス」の運行も担っています。
利用者の減少で 路線の維持が難しくなっていますが、鉄道を失った日高地方の住民にとって、バスは欠かせない「生活の足」です。

路線バスを運行しつつ、観光シーズンの貸切バスの需要にも対応したい。
冬だけでも多く運転手を確保できないか…。

出したアイディアが、「レンタル移籍」の運転手の受け入れでした。

2社をマッチングした商工中央金庫の髙橋武顕副参事役は
「北海道に運転手を呼び込むことで、結果的に北海道の観光需要の機会損失の防止につながる」と期待を込めます。

道南バスは、受け入れた2人に冬の間、苫小牧や千歳など、比較的雪が少ない地域の「路線バス」の運転を任せます。
その間、ほかの運転手を、札幌と登別温泉を結ぶ観光バスや貸切バスなどの運行に回すことで、冬の観光客を取り込みたい考えです。

HBC報道部

毎日の取材で「気になるニュース」や「見過ごせない事案」を、記者が自分の目線で深掘り取材し、「ニュース特集」や「ドキュメンタリー」を作っています。また、今日ドキッ!の人気コーナー「もうひとホリ」「もんすけ調査隊」も制作しています。最近は放送にとどまらず、デジタル記事、ドキュメンタリー映画、書籍など、多くのメディアで展開して、できるだけたくさんの人に見てもらえるよう心掛けています。北海道で最初に誕生した民間放送の報道部です。

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